アパラシオン オム|唯一無二でありながら、どこでも使いやすい万能メンズフレグランス

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アパラシオン オム

香水名:アパラシオン オム
原名:Apparition Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:エマニュエル・ウンガロ
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2005年
対象性別:男性
価格:不明

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オリヴィエ・ポルジュの『男のための神香水伝説』のはじまり

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クリストバル・バレンシアガの下で6年間働き、1965年に独立したエマニュエル・ウンガロ(1933-2019)は、大胆な色と柄を基調としたウンガロ・スタイル(決して黒に迎合せず、セクシーでありながらエレガントを忘れなかった)により〝色彩の魔術師〟と呼ばれました。

そんなウンガロから、彼自身が引退した2004年に発売されたのが「アパラシオン」です。1979年にエルメスの「オー ドランジュ ヴェルト」を手がけたベテラン女性調香師フランソワーズ・ キャロンフランシス・クルジャンにより調香されました。

〝アパラシオン〟とは〝幽霊、亡霊、幻影〟という意味です。ウンガロは、この香りの創造に、自分の〝亡霊〟として、永遠に生きる存在を重ね合わせ、クルジャンとキャロンに何度も会い、仕事風景も見てもらった上で、ミーティングを重ねました。

通常、ファッション・フレグランスは、デザイナーがその概要をライセンスを持つ製造・販売会社(ウンガロの場合は、インターパルファム)に丸投げして全て任せるものなのですが、本作に限り、ウンガロ自身で陣頭指揮を執り生み出されました。

このエレガントなフルーツパチョリの佳作のペアとなる香りとして2005年9月に発売されたのが、磁石のようにまわりのものを引き寄せ、そのすべてを変化させる力を持つ男性をイメージした香り「アパラシオン オム」でした(日本では2006年3月17日に発売された)。

オリヴィエ・ポルジュにより調香されました。オリヴィエのファッション・フレグランスを作る力量(低予算で最高の香りを作る能力)が最初に発揮された香りと言われています。

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唯一無二でありながら、どこでも使いやすい万能メンズフレグランス

1969年のエマニュエル・ウンガロ

甘くジューシーにスパークリングするマンダリン・オレンジと、アロマティックかつ透き通るようなルバーブ、そしてフレッシュグリーンなベチバーのとてもエレガントな男性像を感じさせてくれる独創的な三重奏からこの香りははじまります。どこかオゾン調でラベンダーも感じさせる香りが広がってゆきます。

すぐに颯爽とスパイシーなアニスが加わり、三重奏に滑らかさとキレ味の良さの絶妙なコントラストが生み出されてゆきます。そしてブラックペッパーとティーブレンドの中にリコリスが注ぎ込まれ、フルーティーな甘さも感じさせる、まさにしずやかにまわりを酔わせ誘惑するリキュールのような、それぞれの予測不可能な香りによる〝魅惑のハレーション〟が生み出されてゆきます。

オレンジとルバーブ、ルバーブとリコリス、ルバーブとベチバー、ルバーブとティー、ベチバーとリコリス、ベチバーとブラックペッパー、ティーとリコリス。もうそれぞれの組み合わせが織りなす洗練された清涼感に身も心も満たされていく事でしょう。

ベースは紳士のためのフレッシュなグリーンティー×ベチバーコロンですが、渦巻く流星のようなルバーブとブラックペッパーの星々と暗黒のきらめきとうねりを、ほのかに同時に感じることが出来るのです。輝きと影を同時に感じさせてくれるクールビューティーな男子を生み出す〝不滅の香り〟です。

より魅力的でありたいと考える男性諸君に、実はニッチフレグランスだけでなく、その10分の1の値段で購入出来る過去のファッションフレグランスにも、沢山の〝宝刀〟が存在することを教えてくれる筆頭の香りです。何よりも素晴らしいのは、唯一無二でありながら、どこでも使いやすいという万能性にあるのです。

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香水データ

香水名:アパラシオンオム
原名:Apparition Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:エマニュエル・ウンガロ
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2005年
対象性別:男性
価格:日本未発売


トップノート:マンダリン・オレンジ、ルバーブ、アニス
ミドルノート:グリーンティー、ブラックペッパー
ラストノート:ベチバー、リコリス