ダージリンティー コロン
原名:Darjeeling Tea
種類:オーデ・コロン
ブランド:ジョー・マローン・ロンドン
調香師:セルジュ・マジョリエール
発表年:2016年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/30,030円、175ml/47,300円
ダージリン ファーストフラッシュの香り
私たちは春先、雲に覆われたヒマラヤの丘陵地で、ダージリンの輝くような新芽が顔を出す様子をイメージしました。
セルジュ・マジョリエール
2016年4月に、ブランド最高峰のフレグランスコレクション「レア ティー コレクション」が発売されました。その全6作品のうちのひとつが「ダージリンティー コロン」です。
「ファーストフラッシュと呼ばれる春摘みのダージリンの新芽。輝くようなジャスミンの華やかな香り、クールな表情を添えるフリージア。インディアン・ダヴァナ(ヨモギの一種)がアプリコットノートを加え、酔いしれるような、それでいて崇高な香りです。」(公式ホームページより)
コレクションの全ての香りは、セルジュ・マジョリエールによる調香です。ヒンドゥー教の聖地カンチェンジュンガ(8,598m)=ヒマラヤ山脈の山麓にある標高約2100mのダージリンの茶葉を、45時間アルコールで浸出すると、見事なホワイトフローラルの香りを放つようになります。
ダージリンの香りを際立たせる為、輝くようなホワイトフローラルのノートを持つジャスミン・アブソリュートを加えました。フリージアで弾ける花の、ダヴァナでフルーツの香りを添えています。インドのハーブ、ダヴァナはフレグランスにはあまり使用されませんが、実はフルーティな香りを持つことで知られています。
セルジュ・マジョリエール
さてここで、最高級のダージリンティーの意味を知るためにも、ダージリンティーについて箇条書きしておきましょう。
- 緑茶、烏龍茶、紅茶は元は同じ茶樹。酸化酵素の度合いにより不発酵=緑茶、半発酵=烏龍茶、完全発酵=紅茶となる。
- 紅茶とは、摘み取った茶の葉と芽を乾燥させ、もみ込んで完全発酵させ、乾燥させた茶葉。
- ダージリンティーは、世界三大銘茶(紅茶)のひとつ。他の二つは、中国のキーマン、スリランカのウバ。
- 「紅茶のシャンパン」と呼ばれている。
- インド北東部にあるヒマラヤ山麓のダージリン地方で生産される紅茶。寒暖の差の激しさが、味・コク・香りの充実した茶葉を育てる。
- 赤みの薄いオレンジ色の水色が特徴。
- 春夏秋の三回に渡り紅茶の葉は摘まれる。ファースト・フラッシュは、収穫量が少なく高値で取引される。セカンドフラッシュは、マスカテルフレーバーと呼ばれる、味・コク・香りともに一年中で最も充実した最高級品を生み出す。オータム・フラッシュは、味には渋みが加わる。中級品。
ちなみに、このフレグランスは、セカンドフラッシュのものではなく、ファーストフラッシュの茶葉が使用されています。
香水データ
香水名:ダージリンティー コロン
原名:Darjeeling Tea
種類:オーデ・コロン
ブランド:ジョー・マローン・ロンドン
調香師:セルジュ・マジョリエール
発表年:2016年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/30,030円、175ml/47,300円
シングルノート:黒茶、ジャスミン、フリージア、ダバナ