作品データ
作品名:ローズマリーの赤ちゃん Rosemary’s Baby (1968)
監督:ロマン・ポランスキー
衣装:アンシア・シルバート
出演者:ミア・ファロー/ジョン・カサヴェテス/ルース・ゴードン/モーリス・エヴァンス
1968年プレイメイト・オブ・ザ・イヤー登場!
ローズマリー・ルック7 フォークロア・スタイル
- バルーン・スリーブのフォークロア柄のシフトドレス
- 黒のサンダル
60年代末的なフォークロア柄のシフトドレスが登場します。このドレスはこの後のシーンでも、ニットと合わせて何回か登場することになります。監督のロマン・ポランスキーは衣装デザインに対しても、アイラ・レヴィンの原作小説(1967年)を細部に至るまで忠実に再現しました。そんな本作に対しレヴィンは「ハリウッドでも数少ない原作に忠実な作品」と大絶賛しました。
映像の中に〝ホンモノの悪魔〟が登場すると言われた作品。
ローズマリー・ルック8 マオカラーコート
- マオカラーのクリーム色のテーラードコート。ゴールドのパイピングと真珠のボタン、美しいドレープ
- ブラウンのハンドルボックスバッグ
- パールのピアス
アパートの入り口の前でテリーが死んでいます。奇しくもこの作品のロケーションとなったダコタ・ハウスでは、10数年後の1980年12月8日に、ジョン・レノンが入り口前で、マーク・チャップマンの放った5発の銃弾により斃れることになるのです。
この作品の中には、〝ホンモノの悪魔〟が出演しているという噂が流れています。それは恐らく本作が公開された翌年の1969年8月9日に、ロマン・ポランスキー監督の愛妻シャロン・テートが妊娠8ヶ月の子供と共に、チャールズ・マンソン率いるマンソン・ファミリーに襲われ惨殺されたこと(被害者の一人の名はローズマリー)や、同じ年に、音楽を作曲したクリストフ・コメダ(1931-1969)が、不可解な事故で若き死を遂げたことも影響しているのでしょう。