マドンナ・コンサート・スタイル17 ブロンド・アンビション・ツアー9
- ボブ・フォッシーの世界観からインスパイア
- 黒のベルベットのボーラー・ハット
- ショールカラー付きブラックストラップとコーンブラ
- ブラックショートグローブ
- 膝サポーター
(ステージの上に映し出されるスクリーン上の自分を)目にして、こう言うの。『まったく、あたしいったい何をやったのかしら?いったい何を造り出しちゃったの?あれがあたし?それともこっちが、このステージに立ってる小さな人間があたしなのかしら?』
マドンナ
1990年4月13日、千葉マリーン・スタジアムよりスタートしたブロンド・アンビション・ツアーは、ゴルチエ・デザインのコーンブラの登場により、マドンナ=攻めたファッションをするリスクテイカーとしての地位を定着させました。一部のコスチュームは、マーリーン・スチュワートによります。
ツアー前半(日本及び北米公演)をショートカットにブロンドのポニーテール・エクステンションをつけて行っていた。しかし、ヘッドセットマイクの邪魔になるため、ヨーロッパ公演では、ショートカーリーヘアーになります。メイクアップ&ヘアスタイリストは、トロンプ・ルイユ・ペインター、ジョアンヌ・ゲイアー(デミ・ムーアの全裸ボディペイントが有名)。
「ライク・ア・プレイヤー」等の舞台演出が、宗教的な論争を巻き起こします。ローリング・ストーン誌において「丹念に作り上げられたセクシャルで挑発的なエクストラバガンザであり、1990年最高のコンサートツアーである」と評価されました(マドンナの体調不良に良り、最後の6公演が中止になる)。
マドンナはこのツアーにより、神と同じくらい有名な存在になりました。そして、彼女は、1990年にファッション・シーンを一瞬にして変えたのでした。それは、ファッション・デザイナーとミュージシャンの本格的なコラボレーションの始まりです。ファッション・ショーの形は、この時、次の段階に進みました。そして、ポップスター達が、ファッション・アイコンになる流れを作り出したのです。
番外編 1989年MTVアワード エクスプレス・ユアセルフ
マドンナ・コンサート・スタイル18 MTVアワード1989
- ブラックレース・ビスチェ
- バギーパンツ