クールウォーター ウェーブ
原名:Cool Water Wave
種類:オード・トワレ
ブランド:ダビドフ
調香師:フランシス・クルジャン、アントワン・リー、ジャン・ジャック
発表年:2017年
対象性別:男性
価格:日本未発売
2007年に発売された「クールウォーター ウェーブ」

©Davidoff

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1988年に、コティ社の協力の下、ダビドフから生み出された「クールウォーター」は、ピエール・ブルドンにより調香されました。この香りにより、それまでのメンズ・フレグランスの常識が、洗い流され、フレッシュ・クリーンなアクアティックなモダンフゼアの香りが大流行することになりました。
以降、1996年に同じ調香師により「クールウォーター ウーマン」が発売され、2006年にペア・フレグランス「クールウォーター ゲーム」、そして2007年に「クールウォーター ウェーブ」がフィリップ・ブストンの調香により発売されました。
女性向けのこの香りは、海水に洗われた素肌に、ウォーターメロンを中心としたパッションフルーツ、マンゴー、グアバといったトロピカルシャワーが降り注ぐようにしてはじまります。
すぐにピンクペッパーが加わり、情熱的に南国フルーツが弾けるシャンパンの煌めきが素肌を包み込んでゆきます。
やがて素肌の上に、フリージア、ピオニー、ダチュラといった酔わせる甘く爽やかな花々が咲いてゆき、フレッシュクリーミーなサンダルウッドとひとまとめになり、花びら舞い散るビッグウェーブに、身も心もさらわれてゆくのです。
待ちに待ったビッグウェーブに乗る〝クールウォーター〟

©Davidoff

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2007年に南国フルーツのシャンパンウォーターの香りとして発売された「クールウォーター ウェーブ」が、2017年にペア・フレグランスとしてフランシス・クルジャン、アントワン・リー、ジャン・ジャックの3人の調香師により生まれ変わりました。まず最初に、メンズ・フレグランスから発売されました。
ビッグウェーブに乗る〝クールウォーター〟は、マリンスプラッシュアコードと呼ばれる、待ちに待った海波が迫りくる緊張感が、スパークリングするグレープフルーツとパチパチと火花散る花椒により、臨場感持って素肌に砕ける、冷たいしぶきを感じさせるようにしてはじまります。
すぐにキンキンに冷えたジンフィズのように冷たいジュニパーベリーがグレープフルーツに注ぎ込まれ、ぶつかり合うグレープフルーツジントニックとオレンジシャワーを同時に全身で浴びているような、荒波の中に突入していくような、海のファンタジーに包み込まれてゆきます。
やがて、荒波に乗り、ウッディなバーチリーフとグリーンなパチョリとクリーミーなサンダルウッドによる、空と海と大地とひとつになる温かな余韻に満たされてゆきます。フレッシュな活力が全身にチャージされていくようです。
クリント・イーストウッドの息子であり、俳優のスコット・イーストウッド(1986-)がキャンペーン・モデルをつとめています。ちなみにハワイ育ちのスコットの趣味はサーフィンです。
香水データ
香水名:クールウォーターウェーブ
原名:Cool Water Wave
種類:オード・トワレ
ブランド:ダビドフ
調香師:フランシス・クルジャン、アントワン・リー、ジャン・ジャック
発表年:2017年
対象性別:男性
価格:日本未発売
トップノート:グレープフルーツ、花椒、シーノート
ミドルノート:バーチリーフ、ジュニパー、オレンジ・ブロッサム
ラストノート:パチョリ、サンダルウッド