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長谷紅

その他の男優たち

『タクシー・ドライバー』Vol.4|ハーヴェイ・カイテルのポン引きファッション

ソフト帽にランニングシャツ、タイトな黒パンツという異様な出で立ちで登場するのが、12歳の売春婦アイリス(ジョディ・フォスター)のポン引きスポーツです。ハーヴェイ・カイテル(1939-)が演じるこの役柄のファッションは、その後、本物のポン引きの間で大流行したのでした。
ロバート・デ・ニーロ

『タクシー・ドライバー』Vol.3|ロバート・デ・ニーロとM65フィールドジャケット

『タクシー・ドライバー』のロバート・デ・ニーロのモヒカンヘアは、ハーヴェイ・カイテルの長髪と同じく、特殊メイクアップ・アーティストのディック・スミスにより馬の毛で作成されました。全く違和感のないところが、デ・ニーロの凄い所です。
ロバート・デ・ニーロ

『タクシー・ドライバー』Vol.2|トラヴィス=デ・ニーロの肉体改造

スコセッシ×デ・ニーロの素晴らしさは、初対面の美女に対して言ってはならない台詞を連発して、見事に即デートすることになったトラヴィスの成功の実例が、ファッションからありとあらゆるものまで、実生活で参考にならない〝負のファンタジー〟として描き切った所にあります。
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ロバート・デ・ニーロ

『タクシー・ドライバー』Vol.1|ロバート・デ・ニーロとタンカースジャケット

男が男に惚れる映画と言えば聞こえは良いのですが、当時、同世代の女性の立場から見ると「絶対にモテないだろうな」と思わせる映画。そんな作品の代表格がこの『タクシー・ドライバー』なのです。まず間違いなくこの作品を見た後、鏡を見るたびに「You talkin' to me?(オレになんかようか?)」なんて言ってみたくなる作品。
パルル モア ドゥ パルファム

【パルル モア ドゥ パルファム】トータリー ホワイト(ミシェル・アルメラック)

トータリー ホワイト 原名:Totally White 126 種類:オード・パルファム ブランド:パルル モア ドゥ パルファム 調香師:ミシェル・アルメラック 発表年:2016年 対象性別:ユニセックス 価格:50ml/15,400円、...
ジーン・セバーグ

【勝手にしやがれ】ジーン・セバーグとジャン=ポール・ベルモンド

この作品で主役のミシェルとパトリシアを演じたジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグは国際的な大スターとなり、そのスタイルは、60年代の若者に大いに影響を与えました。特に、ジーン・セバーグのベリーショートの髪型が世界的に爆発的に流行しました。
その他の男優たち

『勝手にしやがれ』Vol.4|鏡を愛するチンピラ=ジャン=ポール・ベルモンド

アメリカのギャング・ファッション(1940年代のハンフリー・ボガートの映画のファッション)をこよなく愛するこの青年は、特に高級スーツを着ている訳でもなく、逆に言うと、サイズの合っていない野暮ったいジャケットを着ているチンピラに過ぎないにも関わらず、とても魅力的なのです。
ジーン・セバーグ

『勝手にしやがれ』Vol.2|ファム・アンファンなジーン・セバーグ

この作品が撮影された当時、ジーン・セバーグは『聖女ジャンヌ・ダーク』と『悲しみよこんにちは』でハリウッド女優の卵として注目されていたものの、興行的大失敗を経験していました。しかし、ゴダールは、ジーンのファム・アンファン(少年っぽい女の子)な魅力に強く惹かれていました。
ジーン・セバーグ

『勝手にしやがれ』Vol.1|ジーン・セバーグとセシルカット

ゴダールの「この映画の主人公のチンピラの相手役の女性は『悲しみよこんにちは』のセシルの三年後です」と言う一言がセバーグの心にとても響きました。そして、再びセシルカットで出演したジーン・セバーグによりこのヘアスタイルは、社会現象になるほどの大流行を巻き起こしたのでした。
オードリー・ヘプバーン

【昼下りの情事】オードリー・ヘプバーンとユベール・ド・ジバンシィ

オードリー・ヘプバーンがユベール・ド・ジバンシィと本格的にタッグを組んだ『パリの恋人』に次ぐ第二弾の作品となります。(『麗しのサブリナ』は、二人の出会いの作品であり、ジバンシィが彼女のためにデザインしたのではなく、ジバンシィのデザインしたオートクチュールからオードリーが衣裳を選んだ)。
オードリー・ヘプバーン

『昼下りの情事』Vol.4|オードリー・ヘプバーンとアリアーヌ巻き

アリアーヌ巻きを永遠のものにしたこのラストシーン。列車というものが永遠の別れを人々に連想させる時代だった1950年代。キャサリン・ヘプバーン主演の『旅情』(1955)においてもそうであったように、別れと一房の花という組み合わせは、清々しささえも見るものに与えてくれます。
オードリー・ヘプバーン

『昼下りの情事』Vol.3|オードリーのカクテルドレスとサブリナパンツ

オードリー・ヘプバーンという女優の恐ろしさは、カジュアルウエアを、エレガントなドレスのように着こなし、リトルブラックドレスを、自分の第二の肌のようにフィットさせ、さらにイブニングドレスを、妖精が誕生したかのような透明感(しかもどこか控えめな表情をつけて)で易々と着こなすところにあります。
オードリー・ヘプバーン

『昼下りの情事』Vol.2|オードリー・ヘプバーンとパンツスーツ

オードリー・ヘプバーンという女優の上手さは、チャールズ・チャップリンの上手さにとてもよく似ています。それは恐るべき変身能力の高さと、そういったことをあっけらかんとやってのけるところにあります。
オードリー・ヘプバーン

『昼下りの情事』Vol.1|オードリー・ヘプバーンとリトルブラックドレス

本作において当時28歳のオードリーは、19歳の役柄を演じるために、センター分けボブのサイドを内巻きにしたり、二つくくりにして、本物のティーンエイジャーに見えるような無理のない若々しさを演出しました。
ジェームズ・ボンド

【007 カジノ・ロワイヤル】ダニエル・クレイグのニュー・ボンド誕生

ダニエル・クレイグの六代目ジェームズ・ボンド第一弾。「金髪のボンド」に対してミスキャストだという前評判の中、シリーズの原点回帰を図ったこの作品は、いざ公開されると筋骨隆々で若々しくファッショナブルなニュー・ボンドに世界中は熱狂することになりました。
ボンド ガール

『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.14|エヴァ・グリーンとサンタ・マリア・ノヴェッラ

長年私が愛用している香水はサンタ・マリア・ノヴェッラのザクロ(メルグラーノ)です。私がそれについてどれだけ愛しているかあなたに語ることが出来ないほど愛しています。友人からは、この香りはあなたの香りねと言われるほどです。
ボンド ガール

『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.13|エヴァ・グリーンとヴェルサーチェ

男性が、ダニエル・クレイグの水着姿を見て、「肉体で、女性をときめかせる男性になりたい!」と刺激を受ける一方で、このデイドレスは、女性が、「露出することなく、男性をときめかせる女性になりたい!」と刺激を受けるドレスなのです。
ボンド ガール

『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.12|エヴァ・グリーンの美容哲学

本作でエヴァ・グリーンは、ビキニになることなく、ことさら美脚を曝け出すこともなく、パープルとブラックの二着のイブニングドレスによって、ビキニが示す以上の女性としてのグラマラスを体現することに成功しました。
ボンド ガール

『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.11|エヴァ・グリーンとグッチ

特に2006年秋コレクションのためにフリーダ・ジャンニーニがデザインしたグッチのホワイトパンツスーツを、エヴァ・グリーンは見事に着こなしています。つまりは、ジェームズ・ボンドに〝洗練〟の二文字を与えた人は、ヴェスパー・リンドだったのです。
ボンド ガール

『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.10|エヴァ・グリーンとジョルジオ・アルマーニ

衣裳デザイナーのリンディ・ヘミングスは、ヴィンテージ・ファッションに深い造詣を持つエヴァ・グリーンなら、オープニング・ファッションは、「キャサリン・ヘプバーンのようなパンツルック」でも着こなせるはずだと考えました。
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