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長谷紅

ジーナ・ローランズ

『グロリア』Vol.2|ジーナ・ローランズとエマニュエル・ウンガロ

この作品の中で最も魅力的な衣装が、ラストに登場します。エマニュエル・ウンガロのラップドレスです。素晴らしい色彩感覚です。そして、このドレスを着たグロリアは、とても魅力的です。ふんわりと身体を包み込むようでいて、女性らしいボディラインを巧みに引き出すデザインです。
ジーナ・ローランズ

『グロリア』Vol.1|ジーナ・ローランズとニューヨークのスラム街

グロリア、あんたはすごい。タフで、クールで・・・やさしいよ。劇場公開時のキャッチコピーです。この素晴らしいキャッチコピーがこの作品のすべてを表しています。決して、いまどきのハリウッドスターのように、アンチエイジングに励み、綺麗なオバサマではない主人公グロリア。
オードリー・ヘプバーン

【パリの恋人】オードリー・ヘプバーンの究極のファッション・ムービー

オードリー・ヘプバーンがユベール・ド・ジバンシィと本格的にタッグを組んだ記念すべき映画作品です。ファッション・フォトグラファーのリチャード・アヴェドンがビジュアル・コンサルタントとして参加し、他に類を見ないモードな世界観の創造に一役買っています。
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フレッド・アステア

『パリの恋人』Vol.10|フレッド・アステアのエレガンスPART2

フレッド・アステア(1899-1987)とリチャード・アヴェドン。躍動する二人の男性の存在があればこそ、オードリー・ヘプバーンは、この作品において永遠のファッション・アイコンとして昇華したのでした。
フレッド・アステア

『パリの恋人』Vol.9|フレッド・アステアのエレガンス

この人は、どこまでもエレガントな男性だった。マレーネ・ディートリッヒが、フレッド・アステアについて3文字で表現して下さいとお題を出されたとき、ただ「エレガント。エレガント。エレガント。」と答えました。
ファッション・モデル

『パリの恋人』Vol.8|ドヴィマ 伝説のファッション・モデル

1956年6月『パリの恋人』撮影当時、もっとも売れていたファッション・モデルが本作の冒頭に登場します。その人の名をドヴィマ(1927-1990)と申します。その流れるようなポージングからして、只者ならぬオーラを感じさせてくれます。
オードリー・ヘプバーン

『パリの恋人』Vol.7|オードリー・ヘプバーンとリトルホワイトドレス

オードリーの二本目のカラー作品である本作により、彼女は永遠のファッション・アイコンになりました。そして、ラルフ・ローレン、マイケル・コース、マーク・ジェイコブス、シンシア・ローリーをはじめとするアメリカのファッション・デザイナーが、ファッション業界に憧れるきっかけを作った記念碑的作品となったのでした。
オードリー・ヘプバーン

『パリの恋人』Vol.6|オードリー・ヘプバーンとウエディングドレス

オードリーはプライベートで3回ウエディングドレスを着ています。そのウエディングドレスよりも、遥かに魅力的に感じられるのが、ユベール・ド・ジバンシィによるこのウエディングドレスなのです。
オードリー・ヘプバーン

『パリの恋人』Vol.5|赤いイブニングドレスのオードリー

ルーブル美術館の階段を下りる。サモトラケのニケの彫像の後ろから現れるオードリー。勝利の女神を前に、両手を広げて掲げるオードリーは、動き出した彫像のようです。
オードリー・ヘプバーン

『パリの恋人』Vol.4|オードリー・ヘプバーンとリトルブラックドレス

ニューヨークのブックストアガールから、パリでファッションモデルとして、華麗なる転進を遂げるオードリーが、色々な衣装を着るシーンから、ユベール・ド・ジバンシィの衣装が登場します。リトルブラックドレスなどどのファッションもとても魅力的です。
オードリー・ヘプバーン

『パリの恋人』Vol.3|オードリー・ヘプバーンとエルメス

イーディス・ヘッドがさりげなく選んだエルメスのレインコートと共に、オードリー・ヘプバーンのパリの旅ははじまります。あくまでラグジュアリーカジュアルからパリモードの兆しを見せていくのです。
オードリー・ヘプバーン

『パリの恋人』Vol.2|オードリー・ヘプバーンとブックストアガールルック

野暮ったい文系女性を演じる時のオードリー・ヘプバーンは、根がインテリジェンス溢れる内気な性格だからでしょうか、全く違和感がありません。オードリーが、〝永遠のプリンセス〟として確固たるファッション・アイコンに君臨する理由は、常にアヒルが白鳥になるような役柄を演じてきたからでした。
オードリー・ヘプバーン

『パリの恋人』Vol.1|オープニング・タイトルとリチャード・アヴェドン

「ファニー・フェイス=奇妙な顔」というタイトルの「世界一美しい顔」を持つ女優の作品の始まりです。まず最初にオードリー・ヘプバーンが登場する前のオープニング・タイトルの写真について徹底解剖してゆきましょう。
ナタリー・ポートマン

【レオン】ナタリー・ポートマンの誕生

1994年に公開された『レオン』のナタリー・ポートマンのファッションは、21世紀に入り、ミリタリー・ファッションが世界中の女性たちに受け入れられる中、元祖ミリタリー・スタイルのアイコンとして崇拝されるようになりました。
その他の男優たち

『レオン』Vol.3|ジャン・レノとゲイリー・オールドマン

ナタリー・ポートマンのマチルダ・ルックは、レオン(ジャン・レノ、1948-)とスタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン、1958-)という2人の男性の存在によってさらに輝きました。
ナタリー・ポートマン

『レオン』Vol.2|ナタリー・ポートマンとMA-1フライトジャケット

マチルダ・ルックの代表的イメージは、だぼだぼのMA-1フライトジャケット(ボンバージャケット)とショートパンツにルーズソックスとエンジニアブーツの組み合わせです。さらにニットキャップとラウンドサングランスを装着すれば完璧です。
ナタリー・ポートマン

『レオン』Vol.1|ナタリー・ポートマンのマチルダ・ルック

21世紀のファッション・アイコンとしての地位を、固めつつあるナタリー・ポートマンの『タクシー・ドライバー』のジョディ・フォスター以来となる衝撃的なショートパンツの少女ルック。ミリタリージャケットとショートパンツの組み合わせをはじめて提案したのが『マチルダ・ルック』なのでした。
ロバート・デ・ニーロ

【タクシー・ドライバー】ミリタリージャケットと元祖へそ出しルック

この作品の影響を受け、レーガン大統領暗殺未遂事件(1981年3月30日)が引き起こされたように、当時の世界中の青年に与えた影響は絶大でした。トラヴィス症候群と呼ばれる〝オレだけのアイリスを探して〟生きる男たちの心を今も捕らえて離さないこの作品が、ファッション・シーンに与えた影響は、以下の五点でした。
その他の現代の女優たち

『タクシー・ドライバー』Vol.7|シビル・シェパードとダイアン・フォン・ファステンバーグ

シビル・シェパード(1950-)が演じたベッツィーが着ているファッションは、70年代半ばの〝夢と希望に満ちた独立した女性〟を象徴するファッションでした。特に、中盤に登場するダイアン・フォン・ファステンバーグのラップドレスを着た彼女は自信に満ち溢れていました。
その他の現代の女優たち

『タクシー・ドライバー』Vol.6|ジョディ・フォスターとジョン・ヒンクリーJR

『タクシー・ドライバー』は、世界中の青少年に良くも悪くも大きな影響を与え続けています。トラヴィスを見て「これはオレの姿だ!」と雷に打たれたかのように、ある種の男子を覚醒させてしまう力があります。ジョン・ヒンクリーJR(1955-)も21才の時、そんな風に覚醒した男子の1人でした。
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