レディー・ガガ、マリリン・マンソンの母
「ミッショナリー・マン」 1987年全米第14位/全英第31位
サイボーグな歩き方。両腰に手を置き足を広げ立つキメのポージング。ケバいメイク。ここにいる御方こそ、メカニカル・アニマルズの産みの母なのです。レディー・ガガやマリリン・マンソンは、アニーをプロトタイプに生み出されたのです。今見ても格好良いという次元を突き抜けた格好良さです。
最近の音楽のパフォーマンスはポルノ映画みたい。 私が誰のことを言っているのかは、皆様にお分かりでしょう。音楽付きの、完璧に作りあげたポルノ映画を売っているレコード会社もあるようだわ。ヒモや売春婦みたいに振る舞うことで大金を稼げて、動画サイトで視聴してもらえれば正当化される。まるでそんな感じ。
アニー・レノックス
本作において、第29回グラミー賞の最優秀ロックグループに選ばれました。ちなみに、ピーター・ガブリエルの『スレッジハンマー』(1986年)でも使用された、当時画期的だったストップ・アニメーション・テクニックがPVで駆使されました。
アニー・レノックス・スタイル6 「ペインティング・スタイル」
- 2つボタンのノッチドラペルのオフホワイトスーツ
- 白ベルト
- レッドグローブ
マリリン・マンソンが大いに影響を受けたと言われるアニー・レノックス戦闘ヴァージョン(つまり悟空がスーパーサイヤ人になったような感じ)です。私は、このアニーが、エンターテイメントとしてプロだなと感じすごく好きです。
デヴィッド・ボウイとフレディー・マーキュリー
1992年のフレディ・マーキュリー追悼コンサートで、クイーンとデヴィッド・ボウイが競作した「アンダー・プレッシャー」(1981年)を、デヴィッド・ボウイとデュエットするアニー・レノックス。高音パートはフレディー・マーキュリー、低音パートはデヴィッド・ボウイが担当していた高音パートをアニーが担当する。
この時のネオングリーンのデヴィッド・ボウイ様のスーツが、カッコイイのですが、アニーのマリリン・マンソンばりのメイクもすごいです。本当に彼女は、メイクアップも含め総合的な部分においてファッション感度の高い人です。彼女に比べると、今のポップスターは、ただの露出狂ばかりな感じがします。女性の武器という名目で、まんまと男どもの餌食になって、金さえ稼げたら何でもOKって、それじゃポップスターなのか売春婦なのか良く分かりません。48人くらい集まってしていることもそれとほとんど変わりません。
そして、フレディー・マーキュリーのオリジナルの「アンダー・プレッシャー」を聴くと、もうその表現力と声域のすごさに圧倒されるばかりです。バックルとエポレット付のイエロージャケットとサイドに赤と金のトリムが入った白のトラウザーというスタイルのカッコいいこと!世界でイエローが似合う男性は『死亡遊戯』のブルース・リーとフレディーしかいないでしょう。それと、下の写真のアニー・レノックスでしょうか!?
失礼しました。アニー・レノックスは女性でした。それにしてもすごいイエローです。でも自然に着こなしています。アニーの左の眉の上がり具合がロック(元WWEプロレスラーであり、ハリウッド・スター)並みにカッコいいんです!