シャ ペルシェ
原名:Chat Perché
種類:オード・トワレ
ブランド:グタール
調香師:カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/18,040円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム
親子で〝香りの想い出〟を共有できる香り。
グタールが2018年に発売した「シャ ペルシェ」は、無邪気で素直だった子供時代に戻してくれる『香りというタイムマシーンに乗る時間旅行のツアー』です。その名の意味は、日本で言うところの「高鬼ごっこ」です。この鬼が、フランスでは猫(シャ)となります。そんなフランスの子供たちの遊びを香水の名前につけるところがグタールらしいです。
幼少期の淡い記憶の中を駆け抜けるようなムスキーシトラスの香りは、カミーユ・グタールとイザベル・ドワイヤンにより調香されました。
2022年秋のアイコン・フレグランスとして2022年7月27日から念願の再販が開始されています。もともと子供用に作られた香りなのですが、親子で共有できる(大切な想い出も共有できる)フレグランスとして人気を博した香りです。
草原を走り抜ける爽快感を香りに・・・
グタールのスプレーはとても上質であり、液体が霧状に三角形に広がっていくことで有名です。そんな優れもののスプレーをワンプッシュした瞬間、キリっとしたネロリのようなレモンツリーフラワーが弾けだすようにしてこの香りははじまります。一瞬、まず間違いなくバスクリンを連想するはずです。
すぐに鋭いシトラスは、ハーバルグリーンなナスタチウムの香りに溶け込み円やかになります。この鋭いシトラスがふんわりと淡いグリーンに変化していく瞬間、私たちの全身はまるで少女・少年時代に戻っていくような、田舎の自然の輝きに包まれてゆくのです。
子供の感性の素晴らしさ、それは自然の中で喜びを不思議と発見出来るところにあります。草原を見つけると裸足で走ったり、石や木を使って高鬼ごっこをしたり、タンポポを見つけたらその種を吹いてみたり、つまりは、純粋な自然がこの香りには存在するのです。
そして、柔らかなスイートピーがレモンツリーフラワーのメランコリーな甘さを引き出しつつ、クリーミーなホワイトムスクが〝洗い立てのシャツが太陽で温められた子供の時間〟を魔法をかけるように、一秒でも引き伸ばそうとして頑張ってくれるのです。
ちなみに、同時期、スイスの高級筆記具メーカーのカランダッシュとコラボで、同名の〝香りの鉛筆〟(4本でなんと25ユーロ)も発売されました。
香水データ
香水名:シャ ペルシェ
原名:Chat Perché
種類:オード・トワレ
ブランド:グタール
調香師:カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/18,040円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム
トップノート:レモンツリーフラワー
ミドルノート:スイートピー、ナスタチウム
ラストノート:ホワイトムスク