モスキーノ トイ2
原名:Toy 2
種類:オード・パルファム
ブランド:モスキーノ
調香師:アルベルト・モリヤス、ファブリス・ペルグラン
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/8,910円、50ml/13,860円、100ml/17,600円
販売代理店ホームページ:KAWABE
モスキーノの流儀=〝フレグランスに笑顔を生み出す〟
テディベアは世界共通の喜び(JOY)のしるしです。テディベアにはノスタルジーを感じさせる素晴らしい感覚があり、それを見た瞬間、容易に子供の頃に戻ることができます。そして、それはとても心地よく、自分を守ってくれるトーテムなのです。
ジェレミー・スコット
モスキーノのテディベア型フレグランスの第2弾として2018年に発売された「モスキーノ トイ2」は、アルベルト・モリヤスとファブリス・ペルグランにより調香されました(日本では2019年5月17日に発売された)。
2018年9月20日のミラノ・ファッションウィークにおいて、ランウェイを歩いたケンダル・ジェンナーにより、この香りは世界初公開されました。
モスキーノのクリエイティブ・ディレクター(2013年10月~)であるジェレミー・スコットが、モスキーノにおいて体現したいと願うことは、〝モードに笑顔を生み出す〟ことです。そして、それはフレグランスの分野においても同じです。
モスキーノのフレグランスは、最初にその香水瓶を見た瞬間から笑顔になるデザインでなければならない、そんな理念に忠実に従い、生み出されたのがこの香りです。
さらに言うと、フレグランスにフレグランス以上の存在価値を生み出す目的もあります。つまり、その瓶の中に香りがなくとも、置いておきたくなるフレグランスであると言うことです。
ちなみにジェレミーのテディベアに対する愛着は、フランコ・モスキーノの1988/89年FWコレクションの〝ブラック・ボディコンシャス・ドレスの首元によじ登るテディベアたち〟という象徴的なファッションを、2014年SSの自身のファースト・コレクションにおいてリメイクしていることからも良くわかります。
ガラスのテディベアがあなたにそっと微笑みかける
ガラスのテディベアの中に黄色い液体が満たされた瞬間、その口元に微笑が宿ります。
このボトルの中に、まるで圧搾マシーンが存在するかのように、新鮮なグラニースミスアップルとマンダリン・オレンジが、スプレーの一吹きと共に、ジューシーな甘酸っぱい爆発を解き放ちます。
すぐにクリーミーなマグノリアが広がり、香りにまろやかさが加えられてゆきます。そして、(レッドカラントより酸味が少なく甘い)ホワイト・カラントが香り全体の新鮮さをより高めながら、ピオニーとジャスミンによりフルーティーでありながら甘いフローラルなテディベアの血液を、肌の上に浸透させてゆきます。
どこまでもキラキラと快活な洋ナシのような芳香に、クリスタルムスクが、さらなる輝きを与えつつ、サンダルウッドとアンバーウッドが加わることにより、肌に馴染む温かいキラキラに包まれてゆくのです。
洗剤やシャンプーを感じさせる明るく鮮やかな香りです。ただしシャネルの「No.5」のようなアルデハイドによる石鹸のような感じではありません。
かくして、ガラスのテディベアの口元の微笑みはおさまり、あなたの心にその快活さは引き継がれてゆくのです。それはあなたに生命を与えるガラスのテディベアの香りなのです。
キャンペーンフォトのために、ミューズとしてデヴォン青木(1982-)が起用され、フォトグラファーにスティーヴン・マイゼルというゴールデンコンビが結成されました。
香水データ
香水名:モスキーノ トイ2
原名:Toy 2
種類:オード・パルファム
ブランド:モスキーノ
調香師:アルベルト・モリヤス、ファブリス・ペルグラン
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/8,910円、50ml/13,860円、100ml/17,600円
販売代理店ホームページ:KAWABE
トップノート:グラニースミスアップル、マンダリン・オレンジ、マグノリア
ミドルノート:ホワイト・カラント、ピオニー、ジャスミン
ラストノート:ムスク、アンバーウッド、サンダルウッド