オードリー・ヘプバーン 『噂の二人』Vol.1|ジバンシィを着ていないオードリー この作品が、オードリー・ヘプバーン(1929-1993)の最後の白黒映画でした。彼女は、本作の前にファッション・アイコンとして〝不滅の存在となる〟映画「ティファニーで朝食を」に出演していました。そしてその対極に位置する、〝飾り気のない〟女優としての幅を広げる作品に出演することを決めました。 2022.11.21 2025.03.31 オードリー・ヘプバーン
その他の男優たち 【俺たちに明日はない】ふたりのラストダンスは87発の弾丸と共に 1967年に『俺たちに明日はない』が全米公開された瞬間、アメリカン・ニューシネマ旋風がはじまりました。一方で、フェイ・ダナウェイのファッションがボニー・ルックとして、ファッション業界に与えた影響も爆発的でした。この作品以降、世界中の女性が、ベレー帽を手に取ることになったのでした。 2022.11.20 2023.12.29 その他の男優たちフェイ・ダナウェイ
フェイ・ダナウェイ 『俺たちに明日はない』Vol.5|ブリジット・バルドーのボニー・パーカー 1967年のパリのプレミアにおいてフェイ・ダナウェイは、ベレー帽を被ったボニー・ルックの女性たちに、ロックスターのような熱狂の中迎えられました。それはロンドンにおいても同じでした。彼女はまるでビートルズやローリング・ストーンズのような存在になったのでした。そしてこのスタイルがブリジット・バルドーにも大いなる影響を与えたのでした。 2022.11.17 2025.03.15 フェイ・ダナウェイ
フェイ・ダナウェイ 『俺たちに明日はない』Vol.4|デス・バレエ。死ぬまで踊れ! 死に向かって走り抜けたボニーとクライド。最後に羽ばたく鳥の群れと、地面に伏せる老人。そして、ゴールキーパーのような姿勢を取り、ボニーを見つめるクライドと、クライドに一瞬笑顔を送るボニー。二人の視線が合った瞬間に、『滅びの美学』の幕が切って落とされたのでした。 2022.11.16 2023.11.10 フェイ・ダナウェイ
フェイ・ダナウェイ 『俺たちに明日はない』Vol.3|フェイ・ダナウェイと本物のボニー・パーカー ボニー・ルックとは、フェイ・ダナウェイ(1941-)が演じたボニーという役柄から名付けられたものです。それは恐らく実在した犯罪者の名前を冠した唯一の「ルック」の名称であり、現存するボニー・パーカー(1910-1934)の写真を見ていても、ボニー自身が、このタイムレスなモードのアイコンであることを示してくれています。 2022.11.15 2023.12.22 フェイ・ダナウェイ
フェイ・ダナウェイ 『俺たちに明日はない』Vol.2|1960年代後半、ベレー帽が大流行する。 フェイ・ダナウェイ(1941-)扮するボニー・パーカー(1910-1934)にベレー帽を被らせるというアイデアは、コスチューム・デザイナーのセオドア・ヴァン・ランクルのものではありません。それは元々、本物のボニーが、ベレー帽を愛用していたからでした。 2022.11.14 2023.12.20 フェイ・ダナウェイ
フェイ・ダナウェイ 『俺たちに明日はない』Vol.1|フェイ・ダナウェイのボニー・ルック 映画が、本格的にファッション業界全体に影響を与えるようになったのはいつかと考える時、絶対に忘れてはならない作品があります。それは『俺たちに明日はない』です。この映画が製作され、公開された1967年以降、映画がファッション業界に与える影響は、決定的なものとなりました。 2022.11.13 2025.02.17 フェイ・ダナウェイ
ファッション・モデル 【ブルガリ】エンピール(ジャック・キャヴァリエ) 2016年に、ブルガリのハイパフューマリーコレクション「レ ジェンメ」にメンズコレクションが誕生しました。新たに2021年に発売されたのが「エンピール」です。ウッディスパイシーの香りは、ジャック・キャヴァリエにより調香されました。 2022.11.06 2024.06.25 ファッション・モデルブルガリ
ジェームズ・ボンド 【007/ロシアより愛をこめて】帰ってきたジェームズ・ボンド 100万ドルの低予算で作られた第一作目『007/ドクター・ノオ』の世界的な大ヒット(60倍以上の売り上げをあげる)を受けて、翌年2倍の予算をかけて製作された007シリーズ第二弾の本作は、ジョン・F・ケネディも絶賛したイアン・フレミングの原作に忠実に作られました。 2022.10.31 2025.04.02 ジェームズ・ボンドボンド ガール
ボンド ガール 『007/ロシアより愛をこめて』Vol.6|ダニエラ・ビアンキとロッテ・レーニャ ダニエラ・ビアンキ(1942-)扮するタチアナ・ロマノヴァのうち巻きのショートボブのヘアスタイルは、現代においても全く違和感のないヘアスタイルです。このヘアスタイルに、60年代を象徴する〝心が躍るようなカラフルな色使い〟のカジュアルエレガンスなファッションが組み合わされているのです。 2022.10.30 2025.04.01 ボンド ガール
ボンド ガール 『007/ロシアより愛をこめて』Vol.5|女優業に全く野心のない21歳の大富豪の娘、ダニエラ・ビアンキ ダニエラ・ビアンキという女優は、ほぼ全ての演技を監督のテレンス・ヤングの言うがままに行ったと言われています。彼女自身、女優業に全く野心のない21歳の大富豪の娘だったからでしょうか?そのリラックスしたムードが史上最高のボンドガールを生み出したとも言えます。 2022.10.29 2025.04.01 ボンド ガール
ボンド ガール 『007/ロシアより愛をこめて』Vol.4|歴代ボンドガールNo.1ダニエラ・ビアンキ 21世紀において、ボンドガールのステイタスはその歴史の積み重ねの中で飛躍的に高くなりました。そんなボンドガールが最もボンドガールらしかった時代。つまりジェームズ・ボンドのアクセサリーとしてボンドガールが存在した時代において最も人気のある人が、ダニエラ・ビアンキなのです。 2022.10.28 2025.04.01 ボンド ガール
その他の伝説の女優たち 【去年マリエンバートで】ココ・シャネルとデルフィーヌ・セイリグ 本作品がデビュー作となるデルフィーヌ・セイリグ(1932-1990)の存在感も凄いのですが、その衣装のほとんどが現役バリバリのココ・シャネルがデザインしたものであることも話題になりました。 2022.10.11 2025.04.01 その他の伝説の女優たち
その他の伝説の女優たち 『去年マリエンバートで』Vol.5|シャネル2011年春夏コレクション 最後に、ココ・シャネルがデザインしたのかもしれないナイトガウンと、カール・ラガーフェルド時代のシャネルにおいて、この作品にオマージュを捧げたコレクションをご紹介させてください。 2022.10.10 2025.04.01 その他の伝説の女優たち
その他の伝説の女優たち 『去年マリエンバートで』Vol.4|ココ・シャネルがデザインしなかった二着のフェザードレス シャネルのシンプルなエレガンスがあればこそ、シャネルがデザインしなかった白と黒の2着のフェザードレスは、『去年マリエンバートで』に浮遊感を与える両翼(=善悪の彼岸を生み出すドレス)になり得たのでしょう。 2022.10.09 2025.04.01 その他の伝説の女優たち
その他の伝説の女優たち 『去年マリエンバートで』Vol.3|シャネルの3着のリトルブラックドレス ココ・シャネルのデザインした衣装は、3着のリトルブラックドレスを含め合計8着になります。そのどれもが極めてシャネルらしく、時が過ぎても色褪せるどころか、逆に、女性が華やかにエレガントだった時代を教えてくれます。 2022.10.08 2025.04.01 その他の伝説の女優たち
その他の伝説の女優たち 『去年マリエンバートで』Vol.2|空を飛べる!シャネルのホワイトドレス 主人公「女A」を演じるデルフィーヌ・セイリグ(1932-1990)の動きは、後のファッション・ムービーやフォトに多大なる影響を与えました。そして、この動きの元は、撮影のエキストラとして参加していたディオールのファッション・モデルでした。 2022.10.07 2025.04.01 その他の伝説の女優たち
その他の伝説の女優たち 『去年マリエンバートで』Vol.1|ファッション業界にもっとも影響を与えた映画 『去年マリエンバートで』は、シャネルの衣裳が映画の中で最も輝いた作品でした。そして、この作品ほどファッションフォトやキャンペーンムービー、ランウェイ、デザインといったあらゆるファッションに関わる物事に対して、現在に至るまで、影響を与え続けている作品はありません。 2022.10.06 2025.04.01 その他の伝説の女優たち
オードリー・ヘプバーン 【パリで一緒に】エッフェル塔を盗んだ娘 『麗しのサブリナ』(1954)で共演したオードリー・ヘプバーン(1929-1993)とウィリアム・ホールデン(1918-1981)が再び共演したロマンティック・コメディ映画。ユベール・ド・ジバンシィが衣装を担当したオードリーの主演作の中で、最も知名度の低い作品です。 2022.09.30 2025.03.31 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『パリで一緒に』Vol.4|オードリーとジバンシィのピンクドレス 『パリで一緒に』は、オードリーの作品の中で知名度の高い作品ではありません。しかし、この作品がもし1962年から63年にかけて『シャレード』の前に公開されていたなら、知名度はもう少し高かったはずです。 2022.09.29 2025.03.31 オードリー・ヘプバーン