写真で見るジミ・ヘンドリックス・ファッション②
フォクシー・レディ
マイアミ・ポップ・フェスティバル、1968年5月18日。
名曲「フォクシー・レディ」を、1968年5月18日(一部HPにて28日と記されているがこれは誤記)にマイアミ・ポップ・フェスティバルにて熱唱するジミ・ヘンドリックス(1942-1970)。このフェスティバルが、ウッドストック・フェスティバル(1969年8月15日から18日)へとつながっていくのです。
この時のジミヘンの白のフレアブラウスが本当に美しく、女性にとっての胸の谷間ならぬ、男性の胸毛が実に色っぽいのです(これこそがクロスジェンダーの色気なのです)。さらにフレアな袖もひらひらと全開です。そして、黒のつば広帽にパープルカラーのリボンが巻きつけられています。
ディオールのサドルバッグのオブリークストラップのようなギターストラップが実にクールです。
大きな太陽モチーフのネックレスと蜜蜂が羽を広げて連なったアンティーク調ベルトに、赤のベロア地のフレアパンツ(ブーツカット)にブーツのスタイルは、ジミヘンを象徴するパンツルックです。
それにしてもときおり、若き日のモーガン・フリーマンに見えるジミヘン。彼のルックスってどこか哲学者的なんです。
この日のフェスティバルは日中と夜間の二部に分けて行われました。もうひとつの衣装も圧巻です。
ブーツカットされたブルーデニムに右足には女性モノのスカーフが巻きつけられています。毒々しいサイケデリックピンクのフレアブラウスとの相性も抜群です。