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クリード

【クリード】アバントゥス(オリビエ・クリード/アーウィン・クリード)

クリード
©Creed Fragrances
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アバントゥス

原名:Aventus
種類:オード・パルファム
ブランド:クリード
調香師:オリビエ・クリード、アーウィン・クリード
発表年:2010年
対象性別:男性
価格:50ml/37,400円、100ml/53,570円

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香りのナポレオン法典。女性を無法者にする香り

©Creed Fragrances

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クリード創業250周年を記念して満を持して発表されたこの香りは、ナポレオン・ボナパルトの戦争と平和とロマンスに満ちたドラマティックな生き方にインスパイアされた「人生を謳歌する男たち」に捧げられたシプレ・フルーティーの香りです。


「アバントゥス」この名は、ラテン語で「降臨、到来」を意味します。それはナポレオンの覇権の到来という意味と冬将軍到来の意味のダブルミーニングを持ちます。

メンズ・フレグランスであるにも関わらずフルーティなトップからはじまるこの香りの香料は全てナポレオンと縁のあるものが使用されています。ブラックカラントは、ナポレオンが生まれたコルシカ島が産地のものであり、ナポレオン法典を現行民法としているアメリカのルイジアナ州産のカバノキ(バーチ)も使用されています。

何よりも興味深い香料として、この香りのアップル=カルビル・ブランク・ ディベールは、17世紀のルイ13世時代にフランスから発祥したというオレンジよりも高いビタミンC含有量のアップルで、かなりジューシーであり、タルトオポム向きのアップルだということです。

ナポレオンの激動の人生を反映させるようにブラックカラントとベルガモットの爽快感に、アップルとパイナップルが絡み合う行動を促すような〝キリリ〟とした甘さからこの香りははじまります。

やがて、ローズとジャスミンにバーチとパチョリがブレンドされ、フローラルウッディな大人の男のエレガンスとその裏に秘めた危険性を演出してくれます。

オークモスとアンバーグリスが生み出す絶頂に達した男の背後から忍び寄るバニラの甘い罠。栄枯盛衰=男のロマンという解釈の下で生み出された素晴らしい香りです。

クリード史上最も売れた香りとなった「アバントゥス」は、6代目オリビエ・クリードとその息子である7代目アーウィン・クリードによる、香水業界においても稀である親子鷹調香作です。

ちなみにこの香りは、実に不安定な天然香料のブレンドにより生み出されているため、製造されたグループ毎に、よりフルーティであったり、よりスモーキーであったり、個体差が激しい香りとしても有名です。

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香水データ

香水名:アバントゥス
原名:Aventus
種類:オード・パルファム
ブランド:クリード
調香師:オリビエ・クリード、アーウィン・クリード
発表年:2010年
対象性別:男性
価格:50ml/37,400円、100ml/53,570円


トップノート:ベルガモット、ブラックカラント、パイナップル、アップル
ミドルノート:カバノキ、パチョリ、ローズ、モロッコ産ジャスミン
ラストノート:ムスク、オークモス、バニラ、アンバーグリス