『カイエデモード香水聖地ガイド2026』を応援する|2025年11月28日

Noteではありませんが、『全国香水聖地巡礼超ガイド2025(略称:香水聖地ガイド)』の今までの活動と、今後の活動に賛同していただける方に、活動を支えていただくための寄付金を本日2025年11月28日終日限定で募らせて頂きます(昨日の日程の記載が26日と間違っていました)。

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バレンシアガ・パリ (オリヴィエ・ポルジュ)

その他のブランド
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香水名:バレンシアガパリ Balenciaga Paris オード・パルファム
ブランド:バレンシアガ
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2010年(日本販売終了)
対象性別:女性
価格:30ml/7,875円、50ml/10,500円、75ml/13,650円


シングルノート:カーネーション、パチョリ、ヴァージニア・シダー、バイオレット、バイオレット・リーフ

バレンシアガ再建のために、1997年にニコラ・ジェスキエールがクリエイティブ・ディレクターに就任して以来、はじめてのプロデュースとなるフレグランス「バレンシアガ・パリ」(1998年の「クリストバル」以来、12年ぶりの新作となる)。

バイオレット(スミレ)は、甘さよりも、パウダリーさが強調され、そこにペッパーが効いています。ロマンティックなフローラル・フレグランスではなく、都会的なメタリックな感覚も投入されたメタリック・パウダリーの香りです。はっきりとした香りではないが、古臭くもなく、飽きるわけでもない、不思議な静謐さに包まれた香りです。

オリヴィエ・ポルジュにより、100種類のサンプルが調香され、ジェスキエールがその中から2つを選抜し、2000年以来の親友であるシャルロット・ゲンズブールにひとつを選んでもらいました。

そして、当初は、ジェニファー・コネリーがキャンペーンのミューズになる予定だったのですが、ジェスキエールの希望により、シャルロット・ゲンズブールがミューズに起用され、スティーヴン・マイゼルによって撮影されることになったのでした。


秀逸なガラスのボトル・デザインは、18世紀の花瓶をモチーフにしたものであり、バレンシアガを代表するコクーン・シルエットも連想させるものです。しかも、左右非対称なつくりです。