写真で見るジャニス・ジョプリン・ファッション①
サマータイム/ピース・オブ・マイ・ハート
フランクフルト、1969年。
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ジャニス・ジョプリン(1943-1970)が彷徨する!ジャニスは1970年代を迎えると同時に、27歳の若さでこの世界を去りました。その歌唱の独特さにおいて、現在においても彼女を超えるシンガーはなかなか現れないとまで言われています。そして、その存在感は、ファッションという概念を超えた次元に位置します。
そのしゃがれた20代の女性の歌唱力を前にして、SNS(TikTokを含む)で自撮り盛りして「いいね」を集めることに終始している薄っぺらなヤツらが束になってかかろうとも敵わない圧倒的な存在感がそこにはあります。それは、安っぽい賞賛などいらないと言い切れる領域に生きる〝死の淵〟で生きたオンナだけが魅せることの出来る〝永遠のクールネス〟なのです。
そんな彼女のスタイルで、これから世界的に二周目を迎えるであろうテイストが、ヒッピーブラウスにブルーのベルボトムジーンズにローヒールのミュールの組み合わせです。首周りにつけた天然石のロングネックスと、キャメルカラーのボヘミアン風レザーベルトのコントラストも素晴らしいです。
1967年6月のモントレー・ポップ・フェスティバルで披露した「ボール・アンド・チェイン」のブルース風カバーが人々の心を打った瞬間です。しかし、この時代のヤツラのカッコ良さっていったいなんなんだろうか・・・