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	<title>タムダオ | カイエ・デ・モード</title>
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	<description>【映画/音楽の中のファッション＆香水】を徹底的に分析するファッション＆アパレル業界人のための学習サイト</description>
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	<title>タムダオ | カイエ・デ・モード</title>
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	<item>
		<title>ナターリア・ゴルブリさん｜リナーリ/CIRO【フレグランス アイコン インタビューズ 第二回】</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/interview-natalia-gorbyl-linari/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 22 May 2025 09:01:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[フレグランス アイコン インタビューズ]]></category>
		<category><![CDATA[CIRO]]></category>
		<category><![CDATA[タムダオ]]></category>
		<category><![CDATA[トレゾァ]]></category>
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		<category><![CDATA[ロー・ドゥ・イッセイ]]></category>
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					<description><![CDATA[ナターリア・ゴルブリさん｜リナーリ/CIRO 「ディプティックから日本の香水業界に関わるようになり20年以上経ちました。私の見た目が典型的なヨーロッパ人なので、日本語を流暢に話せることを知ると、みんなびっくりして、そして [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><span style="font-size: 24px;">ナターリア・ゴルブリさん｜リナーリ/CIRO</span></p>
<p><span style="font-size: 18px; color: #333333;"><strong>「ディプティックから日本の香水業界に関わるようになり20年以上経ちました。私の見た目が典型的なヨーロッパ人なので、日本語を流暢に話せることを知ると、みんなびっくりして、そして日本人同士で話す以上に、心を開いて話をしてくださるようになります」</strong></span></p>
<div id="attachment_141466" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img fetchpriority="high" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141466" class="wp-image-141466 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/image3-e1748858486153.jpg" alt="" width="400" height="534" /><p id="caption-attachment-141466" class="wp-caption-text">ナターリア・ゴルブリさん ©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<p>日本の香水業界において、ピースメイカーの役割を果たしているヨーロッパ人の女性がおられます。<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://edithtokyo.com/">ÉDIT(h) </a></span>の葛和さんがフレグランス・ブランドを創業する前に、ミラノでひょんなことから交流を深め、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/lesillage2025/">ルシヤージュ京都</a></span>の米倉さんが「恩人」であると常々仰っている彼女の名を、<span style="color: #ff0000;">ナターリア・ゴルブリ</span>さんと申します。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">2025年以降の日本の香水業界は、彼女を中心に回っていくであろうことが予想されます。</span>それ程、戦国武将のように強烈な個性を持つ、群雄割拠の香水業界において〝<span style="color: #ff0000;">みんなで仲良く、日本の香水業界を盛り上げていきましょう</span>〟という姿勢で、一種の清涼剤のような役割を果たしている方なのです。</p>
<p>ナターリアさんの香水業界のキャリアは、2003年からはじまります。</p>
<p>20世紀から21世紀初頭にかけて、日本の百貨店におけるフレグランスコーナーは、トイレの隣が定位置でした。さらに言うと、単独ブランドがフレグランスの路面店やコーナーを持つことは、まったくなく、各都市の商店街にディスカウント香水ショップが多く誕生し、少しチープなイメージが広まっていました。</p>
<p>そんな中、日本の香水文化に革命的なゲームチェンジャーの役割をもたらすニッチ・フレグランス・ブランドが上陸しました。1963年に創業されたフランスのフレグランス・ブランド <span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/diptyque/">ディプティック</a></span>の来航です。</p>
<p>2000年頃に<span style="color: #ff0000;">ギンザ・コマツ</span>（毎週金曜日に行われていたシャンパンナイトが有名。2008年にリニューアルのため閉店し、2012年にドーバーストリートマーケット銀座とユニクロ銀座店となりました）や新宿伊勢丹、バルストウキョウ、ザ・コンランショップで取り扱われるようになり、ファッション誌でも積極的に取り上げられ、日本の香水文化を開放する黒船のような役割を果たすことになりました。</p>
<p>ナターリアさんは2003年に、ディプティックの代理店をしていた<span style="color: #ff0000;">グローバル・プロダクト・プランニング</span>に入社しました。4年間MDとして経験を積んだ後、2007年にラグジュアリーブランドの展開を考えてた会社からヘッドハンティングされ、そのプロジェクト責任者として<span style="color: #ff0000;">リナーリ（LINARI）</span>（2007年）や<span style="color: #ff0000;">MEMO</span>（2010年）を日本に上陸させました。</p>
<div id="attachment_141162" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141162" class="wp-image-141162 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/BANNIERE_MARFA-e1747796696896.webp" alt="" width="500" height="375" /><p id="caption-attachment-141162" class="wp-caption-text">©MEMO PARIS</p></div>
<p>2014年に退職した後、リナーリのオーナーの<span style="color: #ff0000;">レイナー・ディエシェ</span>氏から再度オファーを受け、株式会社ブルジョンにて取締役、ブランド・ディレクターとして日本総代理店を引き受けることになるのでした。</p>
<p>以降、パンデミックを挟み、空前の香水＆ルームフレグランス・ブームの中、リナーリは、センスの良い人が住んでいるライフスペースには必ずあるディフューザーとして、定着していったのでした。そして2022年7月に、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/linari/">表参道に旗艦店</a></span>をオープンしました。</p>
<p>さらに2023年11月24日に誕生した麻布台ヒルズに「<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://www.azabudai-hills.com/shop_list/0107.html">FRA-GRA-NZA（フラグランツア）</a></span>」という新たなる香りの聖地を生み出しました。</p>
<p>そのようにフレグランスだけでなく、日本のディフューザー市場においても中心的な存在であるナターリアさんのインタビューを、2025年4月20某日、営業終了後の表参道店と、数日後に、麻布台ヒルズ店において二回に分けて行わせて頂きました。</p>
<p>デーブ・スペクターさん並みに流暢な日本語を話されるナターリアさんは、各地フレグランス・ポップアップにおいても、太陽のように明るい存在で、同業者からの信認がとても厚い方です。そんなこれからの日本の香水業界を牽引していくだろうナターリアさんを通して、リナーリとCIROの魅力も皆様に伝われば幸いです。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">ナターリアさんとルシヤージュ京都の米倉さん</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">ディプティックの日本総代理店で活躍し、今も「タムダオ」を愛する。</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">リナーリを日本に初上陸させ、そして独立を果たすまで。</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">リナーリのディフューザーの唯一無二な魅力について</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">リナーリとCIROのフレグランスの魅力について</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">表参道が、香りの聖地化していく流れを作った旗艦店について</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">そして麻布台ヒルズも『香りの聖地』化へ</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">リナーリとCIROについて（基本情報）</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="news_headline1"><span id="toc1">ナターリアさんとルシヤージュ京都の米倉さん</span></h2>
<div id="attachment_108962" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-108962" class="wp-image-108962 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/d31155-20-743a729b02744992ca72-0-scaled-e1675556048808.jpg" alt="" width="500" height="300" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/d31155-20-743a729b02744992ca72-0-scaled-e1675556048808.jpg 1000w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/d31155-20-743a729b02744992ca72-0-scaled-e1675556048808-768x461.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-108962" class="wp-caption-text">ナターリアさんのインタビューをさせて頂いたのが、こちら表参道の旗艦店です。©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<div id="attachment_141171" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141171" class="wp-image-141171 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/top_content_1_2_v5.jpg" alt="" width="500" height="264" /><p id="caption-attachment-141171" class="wp-caption-text">洗練された店内デザインは、冷たくならず、落ち着きのある空間で、つい滞在時間が長くなることでしょう。©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― ナターリアさん、お久しぶりです。去年12月に、ルシヤージュ京都がリニューアル・オープンした内覧会でお会いした時以来ですね。ルイ・ヴィトンのほぼ真裏という好立地に移転したあの素晴らしい空間に、私たちびっくりを共有しましたよね！</span></strong></p>
<p>はい！とても感動しました。私はロシア生まれなのですが、交換留学で京都に一年半滞在していたので、古都・京都の魅力を詰め込んだ、奇跡のような空間を生み出した米倉さんに対して、ただただ敬意を覚えました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 私は、米倉さんから何度か「ナターリアさんは、一番最初にボクを信じて、商品を扱わせて下さった恩人です」と聞いておりました。それ以来、私の中でナターリアさんは、演歌の心を持ったヨーロッパ人女性という印象を持っています。</span></strong></p>
<p>（笑いながら）米倉さんは大げさに仰ってるだけですよ。すべては彼の香水に対する愛がなせる業ですよ。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― そうでしょうが、香水業界において全く実績がなく、個人事業主として京都・東山にフレグランス・ショップを、2018年11月21日にオープンする予定だった当時の米倉さんにとって、ナターリアさんの存在はとても心強かったのではないでしょうか？はじめの出会いはどのような感じだったかお聞かせ願えますか？</span></strong></p>
<p>はい、2018年の夏のことでした。この年は大変な猛暑が続いていました。そんなある日突然、米倉さんから連絡を頂き、青山で社長の大瀧と3人で会うことになりました。私の米倉さんの第一印象は、マシンガンのように関西弁で情熱的に話す人でした。</p>
<p>そして「絶対に成功させます！」と汗だくになって話されるその姿に感動を覚えました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 米倉さんの革命のはじまりは、この瞬間だったのですね。ナターリアさんという同志を得て、米倉さんの進撃がはじまることになるのですね。</span></strong></p>
<p>今でも覚えているのは「実績がないので、いくつかのブランドから商品の取り扱いを断られました」と正直に仰っていたことです。米倉さんは、自分を飾らない人だと思います。たしかに香水業界での実績はなかったのでしょう。2018年当時、日本でニッチ・フレグランスのセレクトショップを個人でオープンすることなど、夢物語だったのかもしれません。でも彼はその夢を正夢に変えたのです。本当にすごい人です。</p>
<p>最初の頃、米倉さんがお店に寝泊まりして一心不乱に頑張っていた姿を私は知っていますので、新店舗をお披露目する内覧会の米倉さんを見ていて、お母さんのような気持ちになって、自然に涙がこみ上げてきました。</p>
<p>私はルシヤージュの素晴らしさは、そんな初期から米倉さんを応援しているお客様の素晴らしさとも感じています。米倉さんは、香水を愛する人達の心をしっかりと受け止めている方だと思います。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― そんな米倉さんの夢を叶える原動力になったのが、ナターリアさんとの友情だと私は考えるのですが、当時まだ実績のなかった米倉さんのお店でリナーリとCIROといった商品を取り扱うことに同意したのは、どのような考えからですか？</span></strong></p>
<p>考えも何もなく、直感で、彼は何かが違うと感じました。</p>
<p>私が香水業界に入った時に関わるようになったディプティックもそうなのですが、特に、その後のリナーリとの関わり合いが影響しています。リナーリのようなルーム・フレグランスは、日本上陸した当時、大変珍しいものでした。でも私は、このブランドのオーナーであるレイナーさんの情熱に心打たれました。その時と同じ感覚を、米倉さんから感じました。</p>
<p>私は〝香りの世界〟は、その香り自体も重要なのですが、それ以上に、その香りの世界に関わる人間の心が大切だと考えています。つまり私は米倉さんに〝心の純粋さ〟を見たのです。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― その気持ちよく分かります。私が尊敬するブルーベルのマネージャーの方が、かつて販売員時代に「香りを心で売る」「香りのタマシイをお伝えする」ように心がけていたと仰っていたのですが、米倉さんから、その心をいつも感じています。新たにルシヤージュに素晴らしい二人のスタッフが加わり、2025年は米倉さんの躍進の一年になると私は考えています。</span></strong></p>
<p>フレグランスをただ売るのではなく、お客様と心を通い合わせてフレグランスをお迎えして頂くという流れが徹底している人ですよね、米倉さんは。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc2">ディプティックの日本総代理店で活躍し、今も「タムダオ」を愛する。</span></h2>
<div id="attachment_108964" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-108964" class="wp-image-108964 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/1500x500-e1675558790123.jpg" alt="" width="500" height="249" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/1500x500-e1675558790123.jpg 1001w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/1500x500-e1675558790123-768x382.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-108964" class="wp-caption-text">表参道の旗艦店 ©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<div id="attachment_141468" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141468" class="wp-image-141468 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/image5-e1748863382947.jpg" alt="" width="500" height="373" /><p id="caption-attachment-141468" class="wp-caption-text">LINARIのディフューザーとフレグランス ©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― それでは、2025年以降の日本の香水業界は、あなたを中心に回っていくであろうことが予想されるそんなナターリアさんについてお聞かせください。ナターリアさんは流暢な日本語を話され、ラインのやり取りでも難無く漢字を使われているのですが、ご両親の仕事の都合で子供の頃から日本に住んでおられたのでしょうか？</span></strong></p>
<p>いいえ、私はロシアのウラジオストクで生まれ、大学の交換留学で京都に行くまで、日本で生活したことはありません。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― そうなんですね！日本との関りは、大学からですか？日本に興味を持たれたきっかけは何でしょうか？</span></strong></p>
<p>私は7歳から17歳までバレエを習っていました。その関係で17歳の時に北海道に公演旅行に行ったことがありました。一週間ほど滞在し、はじめて東京に行き、ディズニーランドにも行きました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― バレエダンサーとしてはじめて日本を訪れたことにより、日本が好きになったのですね？</span></strong></p>
<p>元々、海外に強い興味があったので、英語か日本語を勉強しようと考えていました。そんな多感な時期に訪れた日本の経験があまりにも素晴らしかったので、日本語を勉強しようと決意しました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― であるにしても、日本語を流暢に話されるだけでなく、漢字まで完璧に書くことが出来るのはすごいですね。</span></strong></p>
<p>バレエとは、華やかなように見えて、ストイックさが求められます。その経験から、私はストイックに日本語に向き合おうと考えました。つまり日本語を勉強する時にこう考えました。まるで自分が日本人であるかのように物事を考えることからはじめようと。つまり、私は日本語を勉強する前に、まず最初に、日本文化と日本人とは何かということを勉強しました。</p>
<p>そして大学で日本語を専攻し、2000年前後に交換留学で、京都府庁で一年半働きました。若かったので、休日は、よく大阪に遊びに行きました。その頃は、京都の歴史的な街並みや建物よりも、賑やかな大阪の夜の街に惹かれました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 若さとはそういうものですよね。だからナターリアさんの日本語には、関西弁の土台があるのですね。その後、日本で働くようになったのですか？</span></strong></p>
<p>はい、大学卒業後、東京の小さな商社で貿易・通訳の仕事をして働くようになりました。2002年から旦那の仕事の関係でフランスに渡り、私はフランス語を勉強することになりました。</p>
<p>人生ではじめてのフランスは、パリからでした。そして何気なくサン・ジェルマン大通り34番地にあるディプティックの本店を訪れました。高くて購入できませんでしたが、これが私とディプティックの最初の遭遇でした。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― ディプティックとの運命的な出会いの瞬間ですね。他にもパリで色々なフレグランス・ショップに行かれたのですか？</span></strong></p>
<p>いいえ。パリではなく地方に住んでいたので、あまりパリに行く機会はありませんでした。ですが、夏休みに車でフランスを巡る旅をしました。</p>
<p>この時、モナコにも行ったのですが、途中で立ち寄ったグラースが私に衝撃を与えました。特にフラゴナールの香水調香のワークショップを体験した時に、香りに関係する仕事をしたいという思いを強くしました。</p>
<p>ちなみに母親はずっとランコムの「<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/tresor/">トレゾァ</a></span>」を愛用していました。ロシア人は、お金がなくてもみんな香水を使います。私もバレエをしていた頃から、特に「<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/leau-dissey/">ロー ドゥ イッセイ</a></span>」を愛用していました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 現在、日本の香水業界で活躍している方々を見ていると、やはりグラースという街は、香りが好きな人々の心を動かすパワーがある街だと感じます。そして帰国されてから、ディプティックに関わる仕事に就かれることになったのですか？</span></strong></p>
<p>はい、帰国後すぐ、つまり2003年秋に、ディプティックの日本の総代理店であるグローバル・プロダクト・プランニング（GPP）でマーケッターとして働くことになりました。丁度「<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/tam_dao/">タムダオ</a></span>」が出た頃でした。この香りが私に与えた影響はすごくて、今もこの香りなしでは生きていけない程です。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">リナーリを日本に初上陸させ、そして独立を果たすまで。</span></h2>
<div id="attachment_141176" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141176" class="wp-image-141176 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/001-e1747828697678.jpg" alt="" width="500" height="337" /><p id="caption-attachment-141176" class="wp-caption-text">かつて存在したBALS TOKYO GINZA、2007年。</p></div>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 2013年12月13日にディプティックは、青山で日本国内初の旗艦店をオープンすることになるのですが、その時もナターリアさんはGPPにおられましたか？</span></strong></p>
<p>いいえ、2007年までGPPで働き、別会社からラグジュアリーなインポート商品の強化を図りたいというお誘いを受けていたので、転職することにしました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― なるほどナターリアさんこそがリナーリを日本に上陸させた仕掛け人だったわけですね？</span></strong></p>
<p>はい、LINARIもそうですが2010年にはMEMOも上陸させました。MEMOに関しては少し時代が早すぎたのかもしれません。最初<span style="color: #ff0000;">BALS TOKYO ROPPONGI by AGITO</span>でリナーリは取り扱われました。</p>
<p>そして2014年に退職後、少し育児に専念しようかと考えていましたが、リナーリのオーナーのレイナーさんから再度オファーを頂き、株式会社ブルジョンにて取締役、Brand Directorとして日本総代理店を引き受けることになりました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 少し話を戻させて頂いてよろしいですか。ナターリアさんがリナーリに魅力を感じた点はどういったところでしょうか？</span></strong></p>
<p>実は、私はディプティック時代からあることを感じていました。それはキャンドルは、当時、日本でも人気が高かったのですが、日本は地震が多い国なので、火を使うキャンドルよりも安全なディフューザーに対するニーズが<span style="font-weight: 400;">今後増えていくのではということです。</span></p>
<p>そうした流れの中、2007年に<span style="color: #ff0000;">ドットール・ヴラニエス</span>が日本に初上陸しました。2011年に旗艦店が代官山に出来、話題になるのですが、丁度同じ2007年に私はリナーリを上陸させました。</p>
<p>リナーリは、2003年に創業したばかりのブランドでしたが、1983年にイタリアのフィレンツェで調香師により創業されたドットールが香り重視のブランドであるなら、リナーリは、レイナー・ディエシェ氏というインテリアに精通した人が生み出しているディフューザーなので、インテリアを引き立て、調和する香り立ちが特徴的だと感じ、これしかない！！となりました。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― ドットール・ヴラニエスのディフューザーも素敵ですが、香りが主役のブランドと、香りがインテリアと調和するように作られているブランドの違いということですね。</span></strong></p>
<p>はい、さらに私がヨーロッパのライフスタイル・ブランドを日本に初上陸させるときに、最も注意していた点は、日本の市場において、スピード感よりも、ゆっくりと信頼感を高めていくことが大切だと、オーナーの方々にお伝えすることでした。</p>
<p>つまり、ヨーロッパの売り方で、日本で商品を売ろうと考えるとダメなのです。その私の考え方が、レイナーさんの精神性と合致しているように感じました。この精神性を私は米倉さんや葛和さんからも強く感じています。</p>
<p>米倉さんは、ゆっくりと帝国を作り上げている感じがします。一方で葛和さんは、6代目として引き継ぎ、継承していくスタンスでビジネスを拡大しておられます。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― ナターリアさんはÉDIT(h)の葛和さんとも深い交流がおありですよね。</span></strong></p>
<p>はい、2017年に弊社代表大瀧とミラノのエッシェンス（ヨーロッパ最大級のニッチ・フレグランスの見本市）に伺った時、丁度、伊勢丹新宿のバイヤーの方々も来られていて、ご案内していました。その時、まだブランドを創業する前に、リサーチで来ていた葛和さんにお会いしました。</p>
<p>この初対面は実に印象的で、今ではお互いにとって笑いのネタになっています。</p>
<p>ミラノの異国の地で、日本人の見知らぬ男性が、突然私と大瀧にちょっと馴れ馴れしく話しかけてきたのでびっくりました。どうやら大瀧のことを香水業界の誰かと勘違いしておられたようでした。その男性が葛和さんだったのです。</p>
<p>すぐに、大瀧が別人であることを知り、ずっと恐縮しておられたのでしたが、日本ではなくミラノで初対面だったので今でも印象に残っています。以後、仲良くさせて頂いております。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 葛和さんと米倉さん、間違いなくこれからの日本の香水業界を牽引していくであろう二人のキーパーソンとの運命的な出会い、実に興味深いです。ナターリアさんは、その持ち前の明るさで、香水業界の人々を繋いでいく立ち位置におられるような気がします。これもナターリアさんの気さくな人柄がなせるわざですよね。</span></strong></p>
<p>（にこにこと笑みを浮かべながら）私の見た目が典型的なヨーロッパ人なので、日本語を流暢に話せることを知ると、みんなびっくりして、そして日本人同士で話す以上に、心で話をしてくださるようになる、そんな気がします。私もざっくばらんな性格なので。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc4">リナーリのディフューザーの唯一無二な魅力について</span></h2>
<div id="attachment_141184" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141184" class="wp-image-141184 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/470699192_18479767723051824_5332415670279238409_n-e1747902828953.jpg" alt="" width="500" height="500" /><p id="caption-attachment-141184" class="wp-caption-text">©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<div id="attachment_141181" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141181" class="wp-image-141181 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/ah0107_02-e1747900705700.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-141181" class="wp-caption-text">2023年11月に麻布台ヒルズに誕生した「フラグランツァ」©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― ふたたびすこしだけ話を戻させていただきます。今では、リナーリは、ドットール・ヴラニエスと並び称される高級リゾートホテルを連想させるディフューザーと言われていますよね。ちなみに2024年にドットールは、ロクシタン・グループに買収されましたね。</span></strong></p>
<p>はい、パンデミックでおうち時間が増える中、ディフューザーを出すブランドが増えました。ちなみにディプティックも2012年にブランド初となるディフューザーを発売しました。あの有名な砂時計型のディフューザーです。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― リナーリが本格的に日本に上陸したのはいつからでしたか？</span></strong></p>
<p>2007年からです。ちなみに2013年から開催されている伊勢丹のサロンドパルファンにも出店していました。リナーリの魅力は、生活の邪魔をせず、香水のように豊かに香るところです。さらにひとつの部屋にふたつの違う香りをおいても調和するように作られています。</p>
<p>特に「<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://linari.jp/products/linari-estate-diffuser">エスタータ</a></span>」は爽やかで人気があります。</p>
<p>リナーリの香りは高級ホテルとの相性も良く、「<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://linari.jp/products/linari-%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA-cielo-%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AD-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC500ml">チェロ</a></span>」は神戸のオリエンタルホテルで使われています。金沢の百楽荘や箱根の翠松園でもいくつかの種類のディフューザーが使われています。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc5">リナーリとCIROのフレグランスの魅力について</span></h2>
<div id="attachment_141185" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141185" class="wp-image-141185 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/470794742_18479777539051824_5776835138881267966_n.jpg" alt="" width="500" height="500" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/470794742_18479777539051824_5776835138881267966_n.jpg 913w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/470794742_18479777539051824_5776835138881267966_n-768x768.jpg 768w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/470794742_18479777539051824_5776835138881267966_n-300x300.jpg 300w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-141185" class="wp-caption-text">©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<div id="attachment_141183" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141183" class="wp-image-141183 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/img_10-e1747901584417.jpg" alt="" width="500" height="352" /><p id="caption-attachment-141183" class="wp-caption-text">©CIRO</p></div>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 2008年に6種類のオードパルファムから、フレグランス・ラインもスタートしたのですが、日本上陸と同時に取り扱われていたのですか？</span></strong></p>
<p>はい、そうですが本格的に取り扱うようになったのは、2018年以降です。同じくレイナーさんが手掛けているCIROと共に、今のように知名度が高まっていったのは、米倉さんの力による部分も大きいと思っています。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 最近エックスの投稿で、CIROをよく見かけるのですが、リナーリとCIROの香りの違いはどういった所でしょうか？</span></strong></p>
<p>最近、エックスで皆様にCIROについて投稿して頂いているのは、CIROのひとつひとつの香りには、物語があり、繊細で複雑なところがあるからだと思います。</p>
<p>一方で、リナーリはまだあまり知られていないのですが、<span style="color: #ff0000;">モーリス・ルーセル</span>、<span style="color: #ff0000;">マーク・バクストン</span>といった超一流の調香師が手掛けています。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― すごいですね！実は私もこのインタビューをする寸前まで知らなかったのです。モーリス・ルーセルと言えばグッチの「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/envy/"><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">エンヴィ</span></span></a>」フレデリック・マルの「<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/musc-ravageur/">ムスク ラバジュール</a></span>」ゲランの「<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/insolence/">アンソレンス</a></span>」「<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/linstant_de_guerlain/">ランスタン ド ゲラン</a></span>」を調香した人です。</span></strong></p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">マーク・バクストンもルラボの「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/vetiver46/"><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">ベチバー４6</span></span></a>」を調香した伝説の人です。ちなみに香水初心者、香水が好きなZ世代、香水愛好家、それぞれの方々に対して、是非一度試して欲しい香りを教えてください。</span></strong></p>
<p>はい、香水初心者だけでなく、はじめてリナーリの香りを試される方には〝聖なる水〟と名付けられた「<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://linari.jp/products/linari-%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA-%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%A2-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A0-100ml">アクア サンタ</a></span>」（モーリス・ルーセル）から香って頂くようにしています。</p>
<p>この香りは世界的なリナーリのベストセラーであり、まずはこの香りの中に身を置かれるとリナーリのブランドイメージを掴んで頂きやすいのではないかと考えています。カシス（ブラックカラント）、ローズ、シクラメン、カラメルが好きな方にもおすすめです。</p>
<p>次に、香りの感度が高いZ世代の方々に人気のある香りが「<span style="text-decoration: underline;"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://linari.jp/products/linari-%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA-%E3%82%AB%E3%83%9A%E3%83%AA-%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AD-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A0-100ml"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">カペリ ドーロ</span></a></span>」（マーク・バクストン）です。</p>
<p>カシスとマスカットワインのペアリングからはじまるフレッシュでフルーティーな魅惑的な香りです。Z世代の方々に人気のあるポイントは、ワンランク上のオーラを感じさせる、洗練されたセクシーさだと思います。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 今、「カペリ ドーロ」を腕に乗せてみたのですが、摘み立ての果実を、素肌で味わう、そんな贅沢な感覚がありますよね。</span></strong></p>
<p>そうそう、カシスとあなたがひとつになるような、ヨーロッパの太陽を独り占めするような、ラグジュアリー感がありますよね。時間が経つにつれて、ローズやジャスミン、さらにグレープフルーツが出てきて、カシスがリキュールのような、周りをやさしく酔わせていく、中毒性を発揮してくれるんです。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 変わってきました。摘み立てのカシスが、だんだんとカシスベースのカクテルのようなすっきり酔わせる香りへと変わっていく、強すぎないけど、弱すぎでもない、絶妙なバランスが危険ですよね。うっかりと摘み取って食べてしまうと、魂まで吸い取られていきそうな、新しい自分になれそうな香りですね。</span></strong></p>
<p>なるほど！五感が覚醒するところがあるからZ世代の方々に人気があるのかもしれないですね。実はもうひとつZ世代の方々に人気がある香りがあります。それは「<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://linari.jp/products/linari-perfume-angelodifiume">アンジェロ ディ フューメ</a></span>」（マーク・バクストン）〝小川の天使〟という名の香りです。真夜中に、小川の水面に降りてきた天使をイメージした香りです。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― つけた瞬間、チョコレートを感じました！</span></strong></p>
<p>でも、すぐに独特なグルマンになっていくでしょ？甘酸っぱいワイルドチェリーとラズベリーと、カラメルやミルクの懐かしい甘さ、つまり大人のグルマンということで特に男性に人気があるんです。アイドルのようなセクシーな男性に選ばれることが多いです。</p>
<p>香水愛好家の方に好まれているのは「<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://linari.jp/products/linari-%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A9-%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%86-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A0-100ml">ステラ カデンテ</a></span>」（マーク・バクストン）〝流れ星〟です。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 流れ星ですか！名前が素敵ですね。私が香りを選ぶ時、名前がとっても重要なんです。</span></strong></p>
<p>よく分かります！華やかでエキゾチックなフルーツと花の贅沢な饗宴です。すごくエレガントなのですが、とてもセクシーという、フランス映画やイタリア映画に出て来そうな美女になれそうな香りです。</p>
<p>クールビューティーだけど、一旦スイッチが入るととんでもなくエロい、そんな香りです（ナターリアさんの香りの表現がとても素晴らしくて、丁寧かつ完璧な日本語の中に、ときに分かりやすいスラング的な日本語を入れて説明してくださるので、ストンと心に落ちます）。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― これは男性がつけても良さそうですね！明るいオリエンタル、明るいイタリアのお色気を連想させる、おおらかなエロスとエレガンスを感じさせますよね。香水愛好家の皆様に人気がある理由が分かります。それでは同じようにCIROでおすすめの香りを教えてください。</span></strong></p>
<p>はい、確かに先程仰ったように、CIROはSNSで話題にのぼるようになってきています。香水初心者の方におすすめするというか、おすすめするとビックリされるのが「<span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000;" href="https://ciroparfums.jp/products/lheure-romantique-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF">ルールロマンティック</a></span>」です。ウォーターメロン（スイカ）が連想させる一般的なイメージとはまた違った透明のフルーツシャワーを生み出してくれます。</p>
<p>そしてZ世代の方々に人気があるのが「<span style="text-decoration: underline;"><a rel="noopener" target="_blank" href="https://ciroparfums.jp/products/floveris-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">フラワリーズ</span></a></span>」（アレクサンドラ・カーリン）です。あなたのためだけに咲く希少な花々と、情熱の輝きが永遠の愛を表現する香りというテーマがロマンティックなのでしょう。色々な花のブーケなので「<span style="color: #ff0000;">あなたの花をみつけてくださいね</span>」とお薦めしています。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― かつて私の友人が、オープンしたばかりのルシヤージュで米倉さんの接客を受けて感動して購入した「プラハ」はどうでしょうか？</span></strong></p>
<p>「<a rel="noopener" target="_blank" href="https://ciroparfums.jp/products/ptah-%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%8F"><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">プタハ</span></span></a>」（アレキサンドラ・カーリン）ですね。こちらは香水上級者の方々にとても人気がある〝古代エジプトの神〟の名を冠した香りです。CIROの香り全般に言えることなのですが、物語がしっかりしていて、肌の上で、その物語を伝えてくれるような、独特な味わいがあります。私は「プタハ」を夜の香りの決定版と呼んでいます。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― その友人から一ヶ月ほど、「マティエール ノワール」という香りと交換して、「プタハ」ですね、「プタハ」をお借りしたことがあるのですが、まさに〝氷のように微笑んで〟的な世界観を持つ、スモーキーでありながら、とろけていくような妖しく美しい香りだと感じました。</span></strong></p>
<p>ほんとに！あともうひとつ「<a rel="noopener" target="_blank" href="https://ciroparfums.jp/products/columbine-%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8A"><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">コロンビーナ</span></span></a>」（アレキサンドラ・カーリン）は、タバコとバーボンに包まれるオスマンサスの香り、オールブラックのパンツスーツやドレスで登場するスモーキーアイの美女になれる香りだと思います。うっとりするほど芳醇な香りです。まさに一心同体になる香りですよね。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc6">表参道が、香りの聖地化していく流れを作った旗艦店について</span></h2>
<div id="attachment_141186" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141186" class="wp-image-141186 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/linari-open-20220728-20220712_006-e1747903116480.webp" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-141186" class="wp-caption-text">表参道の旗艦店のエントランス ©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<div id="attachment_141187" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141187" class="wp-image-141187 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/linari-open-20220728-20220714_010-e1747903303402.webp" alt="" width="500" height="300" /><p id="caption-attachment-141187" class="wp-caption-text">表参道の旗艦店 ©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― リナーリとCIROの素晴らしいそれぞれの香りについて、ご案内頂きありがとうございました。さてインタビューも終盤に差し掛かりますが、私が今いる場所、すなわち表参道に旗艦店を出されたことについてお聞きかせください。</span></strong></p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">私はこの辺り、つまり表参道ヒルズを含む神宮前4丁目には、若かりし頃、特にLOTUSによく行っていた時期があるのですが、あのお店自体は若くないとパワーが吸い取られてしまう程、騒がしいカフェですが、背伸びしたい若者の、洗練を求める心と自由な精神が感じられるパリのモンマルトルのような区域だと思います。</span></strong></p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">確か米倉さんが2023年12月に香展を開催したのも、神宮前4丁目でしたよね？</span></strong></p>
<p>はい、RAND OMOTESANDOさんで行われました。私の店舗は、このイベントでサテライト会場として参加していました。大成功でした。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― その神宮前4丁目で、パンデミックの最中である2022年7月にリナーリの旗艦店をオープンしたのは、やはりZ世代の方々に、リナーリとCIROを楽しんで頂ければという思いからですか？</span></strong></p>
<p>実は、コロナ前（2020年より前）から積極的に、ザ・コンランショップなどでワークショップや接客イベントを行ってきました。それはリナーリのディフューザーが、インテリアと一体化してより生活を豊かにするというコンセプトで作られているので、その方に合った香りを選んで頂きたい、だからこそゆっくりと接客させて頂きたいという思いからでした。</p>
<p>ですので、ゆったりとした街にリナーリの路面店を持てれば、理想の接客が出来ると考えました。表参道という立地は、Z世代の方にも私たちのブランドを知って欲しいという思いで決めました。</p>
<p>だからと言って、それまでは30代から50代のお客様が中心で、ディフューザーがメインでしたので、Z世代の方は、来てくれたら有難いなという期待程度のものでした。</p>
<p>しかし、いざ路面店がオープンすると、予想をはるかに超えるZ世代のお客様が来て下さるようになり、フレグランスが人気を博するようになりました。これは本当に想定以上のことで嬉しいことです。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― すごいですね！それが先程仰っていた米倉さんが地道にリナーリとCIROのフレグランスをご案内して下さっていたからという流れにつながるのですね。</span></strong></p>
<p>はい、米倉さんがブランドのアンバサダーのように2018年から地道にリナーリとCIROのフレグランスをお客様にご案内して下さったお陰で、日本全国のお客様が私たちのブランドの存在を知り、やがて旗艦店が出来た時に、お店に伺いたいというシナジーを作ってくれたのだと思います。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc7">そして麻布台ヒルズも『香りの聖地』化へ</span></h2>
<div id="attachment_141188" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141188" class="wp-image-141188 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/ceresia1.webp" alt="" width="400" height="500" /><p id="caption-attachment-141188" class="wp-caption-text">「セレシア」©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<div id="attachment_141182" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141182" class="wp-image-141182 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/ah0107_03-e1747901532318.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-141182" class="wp-caption-text">2023年11月に麻布台ヒルズに誕生した「フラグランツァ」©Le Bourgeon Co.Ltd.</p></div>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― さらに一年後の2023年11月に麻布台ヒルズのオープンに伴い、「FRA-GRA-NZA（フラグランツア）」というインテリアフレグランスショップもオープンされました。</span></strong></p>
<p>はい。こちらでは、リナーリとCIRO以外に、新しく日本の総代理店となったイタリア・フィレンツェのラグジュアリー・ルームフレグランス・ブランド「<span style="color: #ff0000;">テアトロ フレグランツェ ウニケ</span>」のディフューザーも取り扱っております。</p>
<p>非常に珍しいチェリーのディフューザー「<a rel="noopener" target="_blank" href="https://teatrofragranzeuniche.jp/products/ceresia?variant=48372459274538"><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">セレシア</span></span></a>」が人気沸騰しそうです。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 2024年のエッシェンスで話題になったディフューザーですね！確かに、日本でも人気が出そうですね。ところで表参道で旗艦店をオープンした僅か一年後に、麻布台ヒルズで二号店をオープンするということは大変なことだったのでは？</span></strong></p>
<p>はい、大変なことです。しかしこれはもうご縁としか言いようがありません。森ビルさんからお声がけを頂いたので、ご縁を大切にすることにしました。麻布台ヒルズはオープンして一年半経ちますが、フレグランスのお店が集まっているので、何か相乗効果が生み出せるイベントが出来ないかと企画を立てています。</p>
<p>パンデミックの間に、私はSup de Luxe ,Parisでラグジュアリーブランド戦略関連のMBAを取りました。この学びをも生かして、麻布台ヒルズが〝香りの聖地化〟していく施策を打てればと考えています。</p>
<div id="attachment_141189" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141189" class="wp-image-141189 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/SFROS1-lpKXhobyluDI-e1747903918287.webp" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-141189" class="wp-caption-text">©inimu</p></div>
<p>現在、フラグランツァで<a rel="noopener" target="_blank" href="https://inimu.jp/?mode=cate&amp;cbid=2939713&amp;csid=0"><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">破天荒</span></span></a>というフレグランス・ブランドのポップアップを行いました。このブランドは、私がディプティック時代に同僚だった方が生み出したブランドです。そして次回は、まだ詳しい日程は未定なのですが、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/indult-paris-all/">インダルト パリ</a></span>さんのポップアップを予定しています。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 2025年の麻布台ヒルズから目が離せません。一方で、リナーリとCIROは、2024年からフレグランス・イベントにも積極的に参加されてますね。</span></strong></p>
<p>はい、正確には、CIROが単独で、2023年の伊勢丹新宿のサロンドパルファンから参加しました。2024年には京都、札幌、日本橋三越などに参加しています。</p>
<p>私は百貨店のポップアップ・イベントが、日本の香水文化をより豊かにしていく、相乗効果を生み出してくれていると考えます。他の香水ブランドの方々は、私にとって仲間であると考えています。香りが好きになるお客様が沢山増えることが、この業界がより良くなるポイントだと思います。</p>
<p><strong><span style="”letter-spacing: -.2em; width: 2em; margin-right: .5em;">――― 最後にナターリアさんの夢を教えてください。</span></strong></p>
<p>私の夢は、ディフューザーやフレグランスのオリジナルのブランドを作ることです。一切の妥協のない本格的なものを創造したいです。半分、ヨーロッパ人、そして半分、日本人と言える私の特別な立ち位置を生かす〝生活を豊かにするラグジュアリーな香り〟を生み出していきたいです。</p>
<p>あくまでもこれは私の日本のお客様のイメージなのですが、ヨーロッパのお客様は、新しいブランドが出ると、軽い気持ちで「とりあえず買っちゃえ！」という方が多いのですが、日本のお客様は「裏切らない」方が多いと思います。そのニーズを裏切らない、それに応えるブランドを作りたいのです。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc8">リナーリとCIROについて（基本情報）</span></h2>
<div id="attachment_109590" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-109590" class="wp-image-109590 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/EdP7_overview_black-e1676436006906.jpg" alt="" width="400" height="425" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/EdP7_overview_black-e1676436006906.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/02/EdP7_overview_black-e1676436006906-768x816.jpg 768w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-109590" class="wp-caption-text">©LINARI</p></div>
<div id="attachment_141177" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-141177" class="wp-image-141177 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2025/05/CIRO_1800-e1747879653946.webp" alt="" width="500" height="369" /><p id="caption-attachment-141177" class="wp-caption-text">©CIRO</p></div>
<p>ラグジュアリー・ルームフレグランス＆フレグランス・ブランド、リナーリ（LINARI）は、2003年にドイツ人のレイナー・ディエシェにより創業されました。リナーリとは、イタリア・トスカーナ地方の美しい小さな町の名前から付けられました。</p>
<p>プロダクトエンジニアリングを学んだディエシェは、インテリアショップを経営していたときに、まだ未開拓の香りの分野であったルームフレグランスに将来性を感じ、ブランドをスタートしました。</p>
<p>オードパルファムを贅沢に使用した高い品質と、ディエシェ自らが手掛ける、他のインテリアの邪魔をせず、引き立てていく、現代のイタリアデザインからの影響を受けた、洗練されたボトルが人気を呼び、多くのラグジュアリー・ホテルや高級レストランでも使用されています。</p>
<p>2008年から、モーリス・ルーセル、マーク・バクストンといった超一流調香師によるオードパルファムのフレグランスも発売されています。そのオファーは、まずディエシェの個人的な親交がある彼らに対して、コストもテーマも時間も一切の制限を課さず「最高の香り」を創って欲しいという、紳士同盟から生み出されています。</p>
<p>一方、CIRO（シロ）は、元々は1921年にニューヨークで創業されたフレグランス・ブランド（1960年代に消滅する）をディエシェが2018年に復活させたことからはじまります。</p>
<p>『肌になじみやすいナチュラルでエレガントな香りはエモーショナルに働きかけてくる仕上がりで、主流に背を向けたアヴァンギルドな香りを追求する』というテーマで全ての香りは生み出されています。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000; text-decoration: underline;" href="https://linari.jp/">リナーリ・オンライン・ショップ</a></span></span></p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><span style="color: #ff0000;"><a rel="noopener" target="_blank" style="color: #ff0000; text-decoration: underline;" href="https://ciroparfums.jp/">CIRO・オンライン・ショップ</a></span></span></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【カルティエ】サントス ドゥ カルティエ（ダニエル・モリエール）</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/santos_de_cartier/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 21 Aug 2022 05:23:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カルティエ]]></category>
		<category><![CDATA[1981年の香り]]></category>
		<category><![CDATA[アラン・ドミニク・ペラン]]></category>
		<category><![CDATA[ガルバナムの香り]]></category>
		<category><![CDATA[ココナッツの香り]]></category>
		<category><![CDATA[サンダルウッドの香り]]></category>
		<category><![CDATA[ジュニパーベリーの香り]]></category>
		<category><![CDATA[タムダオ]]></category>
		<category><![CDATA[ダニエル・モリエール]]></category>
		<category><![CDATA[フゼアの香り]]></category>
		<category><![CDATA[ラベンダーの香り]]></category>
		<category><![CDATA[ルカ・トゥリン]]></category>
		<category><![CDATA[ロジャー・ムーア]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://cahiersdemode.com/?p=115402</guid>

					<description><![CDATA[サントス ドゥ カルティエ 原名：Santos de Cartier 種類：オード・トワレ ブランド：カルティエ 調香師：ダニエル・モリエール 発表年：1981年 対象性別：男性 価格：不明 目次 世界初の男性用腕時計「 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><strong><span style="font-size: 13pt;">サントス ドゥ カルティエ</span></strong></p>
<p>原名：Santos de Cartier<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/all_about_cartier/"><span style="text-decoration: underline;">カルティエ</span></a><br />
調香師：ダニエル・モリエール<br />
発表年：1981年<br />
対象性別：男性<br />
価格：不明</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-115403" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/Santos-de-Cartier-Pour-Homme-Eau-de-Toilette-Spray-50-ml-refillable-63417135-6387_3-e1688299484887.jpg" alt="" width="250" height="239" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">世界初の男性用腕時計「サントス ドゥ カルティエ」</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">『サントスの悲劇』</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">そして、サントスは不死鳥の如く蘇えりました。</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">ジェームズ・ボンドが発表したカルティエの〝最初の香り〟</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">香水データ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">世界初の男性用腕時計「サントス ドゥ カルティエ」</span></h2>
<div id="attachment_115406" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-115406" class="wp-image-115406 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/fc16a234-23c3-4ccc-bf31-702f2b69a696-e1688313452839.jpg" alt="" width="400" height="531" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/fc16a234-23c3-4ccc-bf31-702f2b69a696-e1688313452839.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/fc16a234-23c3-4ccc-bf31-702f2b69a696-e1688313452839-768x1020.jpg 768w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-115406" class="wp-caption-text">©Cartier</p></div>
<p>「<span style="color: #ff0000;">サントス ドゥ カルティエ</span>」は、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/all_about_cartier/"><span style="text-decoration: underline;">カルティエ</span></a></span>が英国王<span style="color: #ff0000;">エドワード7世</span>によって初めて公式の王室御用達に認定された1904年に作られた世界初の男性用の腕時計です。</p>
<p>ちなみに腕時計自体はその100年近く前から、女性用のアクセサリーとして存在していました（1868年に<span style="color: #ff0000;">パテック・フィリップ</span>が、ハンガリーのコスコヴィッチ伯爵夫人のために最初の高級腕時計を製作）。</p>
<p>「サントス ドゥ カルティエ」は3代目当主<span style="color: #ff0000;">ルイ・カルティエ</span>が、友人であるブラジル人飛行家<span style="color: #ff0000;">アルベルト・サントス=デュモン</span>（1873－1932、わずか14歳で最初の熱気球を操縦した航空界のパイオニア）のために、飛行中に懐中時計で〝飛行時間〟を確認するのは大変だという声に応えて、腕に着けることを前提として生み出したものでした。</p>
<p>サントス＝デュモンに贈られた腕時計は、丸いケースが主流だった時代に、大胆にも四角いケースを採用し、瞬時に読み取ることができる大きさで、墜落しても耐えられるような頑丈な作りであり、メンズライクなレザーストラップでした。</p>
<p>「サントス ドゥ カルティエ」は、その型破りなスクエアフェイスから、飛行機の機体のリベットを露出させた目立つベゼル（エッフェル塔の脚も想起させます）を特徴として、〝勇者には報酬がない〟という英雄精神と、腕時計の美しさと機能性の両方を実現したのでした。</p>
<p>さて、1903年12月17日に<span style="color: #ff0000;">ライト兄弟</span>が世界初の有人動力飛行に成功するのですが、それは飛行機としての条件を果たすものではありませんでした。実際のところ、1906年11月12日にサントス＝デュモンがみずから設計・製作した飛行機が、史上初めて完全に自力で空を飛ぶことを実現したのでした（1897年からパリで飛行実験を行っていた）。</p>
<h2><span id="toc2">『サントスの悲劇』</span></h2>
<div id="attachment_115417" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-115417" class="wp-image-115417 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/1-IMG_0182-e1688352567370.jpg" alt="" width="500" height="439" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/1-IMG_0182-e1688352567370.jpg 999w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/1-IMG_0182-e1688352567370-768x675.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-115417" class="wp-caption-text">アルベルト・サントス=デュモン</p></div>
<p>その後数年間、サントス＝デュモンは飛行時間と速度が増すにつれて記録を更新し続けました。そして飛行のたびに、彼の腕には「サントス ドゥ カルティエ」がありました。彼は〝飛行機王〟としてメディアで大々的に取り上げられ、時代の寵児となりました。</p>
<p>誰もがサントス＝デュモンのようなカルティエの腕時計を欲しがりました。「サントス ドゥ カルティエ」が一般向けに販売されるようになったのは、時計職人の<span style="color: #ff0000;">エドモンド・イェーガー</span>に依頼し、1911年に量産された「カルティエ サントス-デュモン」という名の時計からでした。</p>
<p>ちなみにサントス=デュモンは、のちに37歳の若さで多発性硬化症を発症し、隠居生活を送ることになりました。そして、第一次世界大戦で彼が発明した飛行機や飛行船が戦争に使用されている事実に失望し、自殺したのでした。</p>
<p>一方、「サントス ドゥ カルティエ」の衰退は、第二次世界大戦の勃発と共にやって来ました。それは軍用の腕時計に丸型が要求されるようになったからでした。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">そして、サントスは不死鳥の如く蘇えりました。</span></h2>
<div id="attachment_115416" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-115416" class="wp-image-115416 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/04_CARTIER_SIHH2019_SANTOS_DE_CARTIER_WGSA0021-scaled-e1591933901241-1536x1087-1-e1688352506757.jpg" alt="" width="400" height="447" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/04_CARTIER_SIHH2019_SANTOS_DE_CARTIER_WGSA0021-scaled-e1591933901241-1536x1087-1-e1688352506757.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/04_CARTIER_SIHH2019_SANTOS_DE_CARTIER_WGSA0021-scaled-e1591933901241-1536x1087-1-e1688352506757-768x859.jpg 768w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-115416" class="wp-caption-text">©Cartier</p></div>
<p><iframe loading="lazy" title="Jake Gyllenhaal for Santos de Cartier Campaign" width="1251" height="704" src="https://www.youtube.com/embed/bN_ccKrAsvU?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<p>やがて時は流れ、1972年に世界初のラグジュアリースポーツウォッチとしてオーデマ・ピゲが「<span style="color: #ff0000;">ロイヤル オーク</span>」を発表し、さらに、1976年にパテック・フィリップの「<span style="color: #ff0000;">ノーチラス</span>」が発表されたことにより、高級スポーツウォッチ市場は一気に盛り上がることになりました。</p>
<div id="attachment_115415" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-115415" class="wp-image-115415 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/wall-street-douglas-e1688351761541.jpg" alt="" width="500" height="379" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/wall-street-douglas-e1688351761541.jpg 1000w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/wall-street-douglas-e1688351761541-768x582.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-115415" class="wp-caption-text">『<span style="color: #ff0000;">ウォール街</span>』（1987）のゴードン・ゲッコーが、〝黄金のサントス〟を身につけた瞬間、「サントス ドゥ カルティエ」は完全に復活を果たした。</p></div>
<p>その流れに乗るために時のカルティエ社長<span style="color: #ff0000;">アラン・ドミニク・ペラン</span>が、デザインを、バイメタル（ケースとブレスレットの一部にゴールドを使用する）という斬新な発想と共に一新し「サントス ドゥ カルティエ」を1978年10月20日に復活させたのでした。</p>
<p>この「サントス ドゥ カルティエ」の成功が、王族やお金持ちにしか知られていなかったカルティエをより一般的な人々の〝ラグジュアリーの象徴〟へと広げていったのでした。</p>
<h2><span id="toc4">ジェームズ・ボンドが発表したカルティエの〝最初の香り〟</span></h2>
<div id="attachment_115405" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-115405" class="wp-image-115405 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/1308_8a1b80b58c3d58f3d9fd44045c9994d6_santos_eau_de_toilette-e1688304198727.jpg" alt="" width="400" height="513" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/1308_8a1b80b58c3d58f3d9fd44045c9994d6_santos_eau_de_toilette-e1688304198727.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/1308_8a1b80b58c3d58f3d9fd44045c9994d6_santos_eau_de_toilette-e1688304198727-768x985.jpg 768w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-115405" class="wp-caption-text">©Cartier</p></div>
<div id="attachment_115383" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-115383" class="wp-image-115383 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2022/08/Performing-at-the-Must-and-Santos-launch-party-in-Versailles-1981-C2A9-Cartier-2015-1w-1-e1688271587718.jpg" alt="" width="500" height="383" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2022/08/Performing-at-the-Must-and-Santos-launch-party-in-Versailles-1981-C2A9-Cartier-2015-1w-1-e1688271587718.jpg 1000w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2022/08/Performing-at-the-Must-and-Santos-launch-party-in-Versailles-1981-C2A9-Cartier-2015-1w-1-e1688271587718-768x588.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-115383" class="wp-caption-text">「マスト ドゥ カルティエ」発表会、ヴェルサイユ宮殿、1981年9月17日</p></div>
<div id="attachment_115384" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-115384" class="wp-image-115384 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2022/08/gettyimages-967184962-612x612-1.jpg" alt="" width="400" height="269" /><p id="caption-attachment-115384" class="wp-caption-text">ロジャー・ムーア、ジャン・ロシュフォール。</p></div>
<p>1981年9月17日、フランス・パリのヴェルサイユ宮殿にて、歴史上初のグリーンオリエンタルの香りとして、<span style="color: #ff0000;">カルティエ</span>のファースト・フレグランス「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/must_de_cartier/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">マスト ドゥ カルティエ</span></a>」が、当時のジェームズ・ボンドである<span style="color: #ff0000;">ロジャー・ムーア</span>とフランスの名優<span style="color: #ff0000;">ジャン・ロシュフォール</span>を主賓に、ディスコ調のバレエと共に、盛大に発表されました。</p>
<p>この時、一緒に発表されたカルティエ初のメンズ・フレグランスが「<span style="color: #ff0000;">サントス ドゥ カルティエ</span>」でした。〝<span style="color: #ff0000;">Certains Hommes Sont Or Et Acier＝ある種の男たちは、黄金と鋼鉄で作られている</span>〟というテーマで生み出されたこの香りは、「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/tam_dao/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">タムダオ</span></a>」（2003）を後に調香する<span style="color: #ff0000;">ダニエル・モリエール</span>により調香されました。</p>
<p>鋼鉄の翼を持つ男たちに捧げられたこの香りは、ビターグリーンなガルバナムと、ハーバルなラベンダー、バジル、レモンヴァーベナに、ドライジンのようなジュニパーベリーが振りかけられ、鋼のようなアロマティックの冷たさからはじまります。と同時に、ベルガモットが弾け、大空に羽ばたくエアリーな爽快感に満たされてゆきます。</p>
<p>すぐにスパイシーなナツメグ、ペッパーが注ぎ込まれ、ゼラニウムとクラリセージを中心としたハーブもさらに追加され、アロマティック・フゼアの優雅な輝きに包まれてゆきます。</p>
<p>やがて、スモーキーなベチバーが広がり、パチョリと結びつき、レザーのようなコーヒーの芳香を漂わせてゆきます。それはまさにサントス＝デュモンがコーヒー農園の大富豪の息子として生まれた出自を感じさせるようです。</p>
<p>そしてだんだんと、すべてが黄金のアンバーとバニラに飲み込まれ、クリーミーなサンダルウッドとアーシーなベチバー、ミルキーなココナッツ、ドライなシダーウッドが滑らかにブレンドされ、酸味を含んだ石鹸のような、エレガントな甘い余韻を広がらせてゆくのです。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">ルカ・トゥリン</span>は『<span style="color: #ff0000;">世界香水ガイド</span>』で、「サントス ドゥ カルティエ」を「ウッディ・オリエンタル」と呼び、「面妖な、しかも汚く年をとった野獣。甘いウッディオリエンタルで、「パコ ラバンヌ プールオム」の胸毛の濃いお兄さんといったところ。どちらにしてもたいして独創的でも好ましい香りでもない。このスタイルが好きならキャロンの「ヤタガン」を買ったほうがいい」と2つ星（５段階評価）の評価をつけています。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc5">香水データ</span></h2>
<p>香水名：サントスドゥカルティエ<br />
原名：Santos de Cartier<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/all_about_cartier/"><span style="text-decoration: underline;">カルティエ</span></a><br />
調香師：ダニエル・モリエール<br />
発表年：1981年<br />
対象性別：男性<br />
価格：不明</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-115403" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2023/07/Santos-de-Cartier-Pour-Homme-Eau-de-Toilette-Spray-50-ml-refillable-63417135-6387_3-e1688299484887.jpg" alt="" width="250" height="239" /><br />
トップノート：ジュニパーベリー、ラベンダー、バジル、レモンヴァーベナ、ベルガモット、ガルバナム、ネロリ<br />
ミドルノート：ナツメグ、ペッパー、ゼラニウム、ローズマリー、ベチバー、クローブ、クラリセージ<br />
ラストノート：シダー、パチョリ、サンダルウッド、アンバー、ココナッツ、バニラ</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【ディプティック】サン ジェルマン大通り34番地（オリヴィエ・ペシュー）</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/34_boulevard_saint_germain_eau_de_parfum/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 06 May 2021 12:05:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ディプティック]]></category>
		<category><![CDATA[2018年の香り]]></category>
		<category><![CDATA[オリヴィエ・ペシュー]]></category>
		<category><![CDATA[クリスチャンヌ・ゴトロ]]></category>
		<category><![CDATA[サンダルウッドの香り]]></category>
		<category><![CDATA[スパイス（香辛料）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[タムダオ]]></category>
		<category><![CDATA[デスモンド・ノックス＝リット]]></category>
		<category><![CDATA[ブラックカラント（カシス）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[ミリアム・バドー]]></category>
		<category><![CDATA[ローマン・カイザー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://cahiersdemode.com/?p=84114</guid>

					<description><![CDATA[サン ジェルマン大通り34番地 原名：34 boulevard Saint Germain Eau de Parfum 種類：オード・パルファム ブランド：ディプティック 調香師：オリヴィエ・ペシュー 発表年：2018年 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><strong><span style="font-size: 13pt;">サン ジェルマン大通り34番地<br />
</span></strong></p>
<p>原名：34 boulevard Saint Germain Eau de Parfum<br />
種類：オード・パルファム<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/diptyque/"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a><br />
調香師：オリヴィエ・ペシュー<br />
発表年：2018年<br />
対象性別：ユニセックス<br />
価格：75ml／33,440円<br />
公式ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/34-boulevard-saint-germain-eau-de-parfum-1.html">ディプティック</a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-84115 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/o.56805-e1673069769772.jpg" alt="" width="225" height="268" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">サン・ジェルマン34シリーズ第三章</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">「タムダオ」を連想させるサンダルウッド</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">香水データ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="news_headline1"><span id="toc1">サン・ジェルマン34シリーズ第三章</span></h2>
<div id="attachment_107247" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-107247" class="wp-image-107247 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/Voyage-new-e1673069705789.jpg" alt="" width="500" height="334" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/Voyage-new-e1673069705789.jpg 1000w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/Voyage-new-e1673069705789-768x514.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-107247" class="wp-caption-text">©Diptyque</p></div>
<p>2006年に<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/diptyque/"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a></span>のクリエイティブ・ディレクターに就任した<span style="color: #ff0000;">ミリアム・バドー</span>は、2008年に、大きなプロジェクトを始動させました。それは創業50周年を迎える2011年に向けて、記念フレグランスをはじめとする新ライン「サン・ジェルマン34シリーズ」を誕生させることでした。</p>
<p>ジボダン社で「ヘッドスペース法」を創り上げた神<span style="color: #ff0000;">ローマン・カイザー</span>（1945－）を召喚し、サン・ジェルマン大通り34番地にあるディプティック本店の店内の香りを再現した「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/34_boulevard_saint_germain/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">サン ジェルマン34 オードトワレ</span></a>」は、<span style="color: #ff0000;">オリヴィエ・ペシュー</span>により調香されました。</p>
<p>そして、2年後の2013年に誕生したのが、その第二章としての「<span style="color: #ff0000;">オーデュ34</span>」（＝34の水）でした。さらにその5年後の2018年に、フレグランス販売50周年を記念して発売された第三章がこのオード・パルファム「<span style="color: #ff0000;">サン ジェルマン大通り34番地</span>」です。三作品とも調香師は同じです。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc2">「タムダオ」を連想させるサンダルウッド</span></h2>
<div id="attachment_140356" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-140356" class="wp-image-140356 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/destination-paris_visuel_edp-34_2024_rvb_2025x2700_hd_diptyque-e1745731276581.webp" alt="" width="400" height="534" /><p id="caption-attachment-140356" class="wp-caption-text">©Diptyque</p></div>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-84118 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/diptyque_pattern_basile-noir.jpg" alt="" width="400" height="480" /><br />
パッケージ・デザインは、ディプティックが創業してすぐ後の1963年に、<span style="color: #ff0000;">デスモンド・ノックス＝リット</span>と<span style="color: #ff0000;">クリスチャンヌ・ゴトロ</span>が手がけたプリント生地バジル（ド・ゴール大統領の記者会見の背景に使われたことがあるという）がモチーフとなっています。</p>
<p>「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/tam_dao/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">タムダオ</span></a>」を想起させる、クリーミーなサンダルウッドの透き通るような釜の中に、シトラスと、クローブとシナモンといったスパイスが溶け込みながら、フレッシュ感たっぷりのピンクペッパーに掻き混ぜられるようにしてこの香りははじまります。</p>
<p>この香りの主役はスパイシーなサンダルウッドです。そこにカシス（ブラックカラント・バッド）の酸味がアクセントとして効いています。</p>
<p>やがて、アイリスによりミルキーなスパイシーサンダルウッドはパウダリーさを与えられ、軽やかに舞うようにローズ、チューベローズ、ヴァイオレットといったフローラルに降り注ぎます。ここにパチョリが加わることにより、香り全体に明暗の奥行きが与えられてゆきます。</p>
<p>そして、温かくも甘いバニラとアンバーが、ウッド、スパイス、フローラルを絶妙なバランスで調和させていくのです。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">香水データ</span></h2>
<p>香水名：サンジェルマン大通り34番地<br />
原名：34 boulevard Saint Germain Eau de Parfum<br />
種類：オード・パルファム<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/diptyque/"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a><br />
調香師：オリヴィエ・ペシュー<br />
発表年：2018年<br />
対象性別：ユニセックス<br />
価格：75ml／33,440円<br />
公式ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/34-boulevard-saint-germain-eau-de-parfum-1.html">ディプティック</a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-84115 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/o.56805-e1673069769772.jpg" alt="" width="225" height="268" /><br />
トップノート：シナモン、クローブ、ブラックカラント、ピンクペッパー、柑橘類<br />
ミドルノート：アイリス、ヴァイオレット、ゼラニウム、ローズ、チューベローズ<br />
ラストノート：サンダルウッド、アンバー、バニラ</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【ディプティック】サン ジェルマン34 オードトワレ（オリヴィエ・ペシュー）</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/34_boulevard_saint_germain/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 04 May 2021 05:04:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ディプティック]]></category>
		<category><![CDATA[2011年の香り]]></category>
		<category><![CDATA[オリエンタルの香り]]></category>
		<category><![CDATA[オリヴィエ・ペシュー]]></category>
		<category><![CDATA[スパイス（香辛料）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[タムダオ]]></category>
		<category><![CDATA[チューベローズの香り]]></category>
		<category><![CDATA[デスモンド・ノックス＝リット]]></category>
		<category><![CDATA[フィロシコス]]></category>
		<category><![CDATA[ミリアム・バドー]]></category>
		<category><![CDATA[ロンブル・ダン・ロー]]></category>
		<category><![CDATA[ローマン・カイザー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://cahiersdemode.com/?p=83976</guid>

					<description><![CDATA[サン ジェルマン34 オードトワレ 原名：34 boulevard Saint Germain 種類：オード・トワレ ブランド：ディプティック 調香師：オリヴィエ・ペシュー 発表年：2011年 対象性別：ユニセックス 価 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><strong><span style="font-size: 13pt;">サン ジェルマン34 オードトワレ</span></strong></p>
<p>原名：34 boulevard Saint Germain<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/diptyque/"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a><br />
調香師：オリヴィエ・ペシュー<br />
発表年：2011年<br />
対象性別：ユニセックス<br />
価格：100ml／27,280円<br />
公式ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/fragrances/eaux-de-toilette/34-boulevard-st-germain-eau-de-toilette-100ml-1.html"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-83981 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/164061-e1628748584438.jpg" alt="" width="300" height="310" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">ディプティック50周年を記念する香り</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">その男の名をローマン・カイザーと呼ぶ。</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">ボトルの中のディプティック</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">香水データ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="news_headline1"><span id="toc1">ディプティック50周年を記念する香り</span></h2>
<div id="attachment_107106" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-107106" class="wp-image-107106 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/6df9579023a34f8d34ed981c32719982-e1672700721976.jpg" alt="" width="400" height="561" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/6df9579023a34f8d34ed981c32719982-e1672700721976.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/6df9579023a34f8d34ed981c32719982-e1672700721976-768x1078.jpg 768w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-107106" class="wp-caption-text">©Diptyque</p></div>
<p>2006年に<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/diptyque/"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a></span>のクリエイティブ・ディレクターに就任した<span style="color: #ff0000;">ミリアム・バドー</span>は、2008年に、大きなプロジェクトを始動させました。それは創業50周年を迎える2011年に向けて、記念フレグランスをはじめとする新ライン「サン・ジェルマン34シリーズ」を誕生させることでした。</p>
<p>創業50周年に相応しい香りとはどのような香りなのだろうか？ということを調香師の<span style="color: #ff0000;">オリヴィエ・ペシュー</span>と打ち合わせした末に見出した結論はこうでした。それはサン・ジェルマン大通り34番地にあるディプティック本店のドアを開けた途端に感じ取れる香りを、彼が所属するジボダン社の「ヘッドスペース法」を使用してボトルに封印しようということでした。</p>
<p>かくして、一人の男が召喚されることになるのでした。その男の名を〝ローマ帝国のカイザー〟という名を持つ<span style="color: #ff0000;">ローマン・カイザー</span>（1945－）と申します。彼こそが、繊細で予測不能な香りを捕集する技術「ヘッドスペース法」を完成させた人であり、〝セントハンター〟、または〝<span style="color: #ff0000;">香り泥棒</span>〟と呼ばれる人なのです。</p>
<p>東南アジア産の香木アガーウッドや、ブラジルに生育する洋蘭カトレア・ルテオラ、アルプス山脈に咲く忘れな草といった、アマゾンなどの辺境の地に生息する絶滅危惧種の植物の香りを求めて探検してきたこの男にとって、パリのサン・ジェルマン大通り34番地での仕事は極めて異例のことでした。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc2">その男の名をローマン・カイザーと呼ぶ。</span></h2>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-83985 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/Roman-Kaiser-3.jpg" alt="" width="500" height="300" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/Roman-Kaiser-3.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/Roman-Kaiser-3-500x300.jpg 500w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/Roman-Kaiser-3-768x461.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-107107" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/69090f7200b14489a11d3f12f6aba4dd-e1672700895274.jpg" alt="" width="500" height="304" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/69090f7200b14489a11d3f12f6aba4dd-e1672700895274.jpg 1000w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/05/69090f7200b14489a11d3f12f6aba4dd-e1672700895274-768x468.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-83987 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/Roman-Kaiser-1.jpg" alt="" width="500" height="406" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/Roman-Kaiser-1.jpg 671w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/Roman-Kaiser-1-500x406.jpg 500w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /></p>
<blockquote><p>腹を割って話すと、最初に私はすっかり怖気づいてしまいました。それは、フランス領ギアナの熱帯雨林の上を初めて気球で飛んだときのような、あるいはパプアニューギニアの奥地へ香りの探検に行くためにポートモレスビーに到着したときのような究極のチャレンジに直面した時に感じる感覚でした。</p>
<p>しかし、すぐに、このようなチャレンジは香りに対する理解をより深めるために非常に興味深いことだと考え、自信が戻ってきました。</p>
<p>リグーリア海岸や、東京の南500kmにある小さな島である八丈島、カリフォルニアのセコイア国立公園などで、自然界の香りの環境を研究した時の経験が蘇えり、同じアプローチで、ディプティック本店のサンジェルマン通り34番地に向き合ってみようと考えたのでした。</p>
<p>ローマン・カイザー</p></blockquote>
<p>2008年3月26日、ローマン・カイザーは、ミリアム・バドーとオリヴィエ・ペシューと共に、サンジェルマン通り34番地を訪れました。</p>
<p>ここでローマンが完成させた「ヘッドスペース法」について軽く説明しておきましょう。不安定で繊細な揮発性の香り、なかでも採取の難しい希少な花々が発する香り成分を捕集するために、ガラスドームで花を覆い、不活性ガスで満たし、分離した香気成分をポリマーに保存し、ガスクロマトグラフィーで分析し、人工的に香りを再現していくのです。</p>
<p>オリヴィエが「科学者であり調香師でありアーティスト、不可能を可能にする巨匠」と呼ぶローマンは、何十年もの月日を経て蓄積された数えきれないほどの香りが絶妙に混じり合っている店内の香りを「ヘッドスペース法」で数ヶ月に渡り30種類以上捕集し、2ヵ月かけて4つに分類していきました。</p>
<ol>
<li>グリーンノート・・・湿ったコケ、潰されたブラックカラントの葉、日の光で乾燥したイチジクの葉</li>
<li>スパイスノート・・・ダマスカスの市場で嗅ぐ事が出来そうな香辛料</li>
<li>フローラルノート・・・英国庭園のフレッシュな花々</li>
<li>ウッドノート・・・ミルキーで気分が休まる香油のようなリッチでエキゾチックなウッド</li>
</ol>
<p>そして、バトンはオリヴィエ・ペシューに渡されるのでした。かくしてさらに2年の月日を費やし、店内の家具、カウンター、キリムラグ、それまで生み出された約50種のキャンドル・石鹸とフレグランスを集めた香りの万華鏡として、〝<span style="color: #ff0000;">ボトルの中のディプティック</span>〟が40種類もの香料によって生み出されたのでした。</p>
<p>この香りの特徴は一言で言うと、順を追って説明できない万華鏡のような香りです。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">ボトルの中のディプティック</span></h2>
<div id="attachment_83988" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-83988" class="wp-image-83988 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/34bdstgermain_edt_cabochon_blackink_md-scaled-e1672701029503.jpg" alt="" width="400" height="564" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/34bdstgermain_edt_cabochon_blackink_md-scaled-e1672701029503.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/34bdstgermain_edt_cabochon_blackink_md-scaled-e1672701029503-768x1084.jpg 768w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-83988" class="wp-caption-text">©Diptyque</p></div>
<p>それまでディプティックに登場してきたありとあらゆる香りが集約したこの香りは、「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/philosykos/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">フィロシコス</span></a>」を思い出させるミルキーなイチジクと、グレープフルーツの香りからはじまります。</p>
<p>すぐに「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/lombre_dansz_leau/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">ロンブル ダン ロー</span></a>」を思い出させる甘酸っぱいブラックカラントと、ガルバナムをはじめとするグリーンノートがブレンドされた生き生きとした空気に包まれてゆきます。そして、クローブ、シナモン、カルダモン、ピンクペッパーといったスパイスが加わっていく中、香りは万華鏡のように、言葉の領域から感じる領域に移行してゆくのです。</p>
<p>やがて「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/do_son/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">ドソン</span></a>」を思い出させるチューベローズを中心としたローズ、ヴァイオレットの華やかな花々の香りと、ゼラニウムとアイリスのパウダリーな香りがパチョリの中でかき混ぜられ、ドライフラワーとドライフルーツ、木片、ドライハーブが混ぜられたポプリのような芳香に包まれてゆきます。</p>
<p>そして、ドライダウンと共に、「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/tam_dao/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">タムダオ</span></a>」を想起させるクリーミーなサンダルウッド×シダーとスパイス×アンバーが織り成す、ディプティックが初期に扱っていた<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/all_about_penhaligons/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">ペンハリガン</span></a>のフレグランスのムードも感じさせる余韻に包まれていきます。</p>
<p>さらに清涼感のあるユーカリがほのかな（コーラのような）発泡性を生み出し、もう何も感じずに心地よさに身を任せ下さいと言わんばかりに〝ボトルの中のディプティック〟の渦の中に引き込んでゆきます。<span style="color: #ff0000;">さぁ、森とスパイスと花々があなたの肌に語りかけるのです。</span></p>
<p>通常のフレグランス・ラインと全く違ったボトル・デザインです。黒いベークライト製のマグネット付きストッパーは、創業者の<span style="color: #ff0000;">デスモンド・ノックス＝リット</span>が描いた楕円形のラベルがモチーフになっています。</p>
<p>ボトルの中に見えるコットンの編みひもで飾られたスプレーチューブは、メゾンが1963年に最初の生み出したキャンドルへのオマージュであり、キャンドルの芯をイメージしたものです。さらにガラス瓶の底は、ペーパーウエートを彷彿とさせるデザインになっています。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc4">香水データ</span></h2>
<p>香水名：サンジェルマン34 オードトワレ<br />
原名：34 boulevard Saint Germain<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/diptyque/"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a><br />
調香師：オリヴィエ・ペシュー<br />
発表年：2011年<br />
対象性別：ユニセックス<br />
価格：100ml／27,280円<br />
公式ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/fragrances/eaux-de-toilette/34-boulevard-st-germain-eau-de-toilette-100ml-1.html"><span style="text-decoration: underline;">ディプティック</span></a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-83981 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/164061-e1628748584438.jpg" alt="" width="300" height="310" /><br />
トップノート：クローブ、シナモン、ナツメグ、ブラックカラント、カルダモン、フィグリーフ、ピンクペッパー、グリーンノート<br />
ミドルノート：ゼラニウム、チューベローズ、アイリス、ターキッシュローズ、ヴァイオレット、ラベンダー<br />
ラストノート：樹脂、ウッディノート、ユーカリ、パチョリ、アルテミシア</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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