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	<title>レモンティーの香り | カイエ・デ・モード</title>
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	<description>【映画/音楽の中のファッション＆香水】を徹底的に分析するファッション＆アパレル業界人のための学習サイト</description>
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	<title>レモンティーの香り | カイエ・デ・モード</title>
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		<title>ジスモンダ 1894｜闇を愛で燃やしていくように〝光る紅茶〟の香り</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/gismonda/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 19 Jun 2026 06:13:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他のブランド]]></category>
		<category><![CDATA[2025年の香り]]></category>
		<category><![CDATA[MUCHA（ミュシャ）]]></category>
		<category><![CDATA[ジャスミンの香り]]></category>
		<category><![CDATA[レモンティーの香り]]></category>
		<category><![CDATA[紅茶（ブラックティー）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[調香師非公表]]></category>
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					<description><![CDATA[ジスモンダ 1894 原名：Gismonda 種類：オード・トワレ ブランド：MUCHA（ミュシャ） 調香師：非公表 発表年：2025年 対象性別：ユニセックス 価格：13ml／6,930円、40ml／14,960円 公 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><strong><span style="font-size: 13pt;">ジスモンダ 1894</span></strong></p>
<p>原名：Gismonda<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：MUCHA（ミュシャ）<br />
調香師：非公表<br />
発表年：2025年<br />
対象性別：ユニセックス<br />
価格：13ml／6,930円、40ml／14,960円<br />
公式ホームページ：<a rel="nofollow noopener" target="_blank" href="https://alphonsemucha.jp/Page/LP/fregrance/detail/gismonda/">MUCHA</a></p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-152501" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/MUWLG253001_p_25_LL-e1781308089569.jpg" alt="" width="225" height="290" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">MUCHAの香水は、主にグラース産の香料で作られています。</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">2023年に誕生したブランド『MUCHA』とは</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">アルフォンス・ミュシャの幸運の女神『ジスモンダ』</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">フレグランス担当デザイナーの方へのインタビュー</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">闇を愛で燃やしていくように〝光る紅茶〟の香り</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">香水データ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="news_headline1"><span id="toc1">MUCHAの香水は、主にグラース産の香料で作られています。</span></h2>
<div id="attachment_152740" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152740" class="wp-image-152740 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/mv02-e1781828210164.png" alt="" width="500" height="330" /><p id="caption-attachment-152740" class="wp-caption-text">© Mucha Trust 2026</p></div>
<p>2020年、日本に新型コロナウイルスがやって来ました。そして2023年までの〝おうち時間〟の中、フレグランス、キャンドル、ディフューザー、ルームスプレー、お香といった〝香りもの〟が空前のブームとなりました。</p>
<p>2023年5月にパンデミックが明け、人々の〝香りもの〟に対する金銭感覚がバグり、収入に見合わない高額商品を購入するようになりました。そんな中、沢山の企業が積極的に〝香り産業〟に参入し、海の物とも山の物ともつかない〝高価な香りもの〟が市場に溢れることになりました。</p>
<p>2025年から2026年にかけて、空前絶後の円安の中、人々は頭を冷やさざるを得ない状況となりました。そして比較的リーズナブルな国産フレグランスへの興味と需要がこれまでになく高まることになりました。新興ブランドである伊藤園の<span style="color: #ff0000;">クレイジー・ジャスミン</span>、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/hatenko/">破天荒</a></span>や、歴史を着実に積み重ねているブランドである<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/parfum-satori/">パルファン サトリ</a></span>、<span style="color: #ff0000;">EDIT（ｈ）</span>、<span style="text-decoration: underline;"><a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/liberta-perfume-nakameguro/"><span style="color: #ff0000; text-decoration: underline;">リベルタパフューム</span></a></span>、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/interview-with-kohshi/">コウシ</a></span>、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/la-nuit-parfum/">ラニュイ パルファン</a></span>、<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/rfragrance/">アール フレグランス</a></span>などです。</p>
<p>カイエデモードもそんな流れの中、ごく自然に国産フレグランスに興味を持つようになりました。そこで今まで全く接点のなかった『<span style="color: #ff0000;">MUCHA（ミュシャ）</span>』というブランドの香りについて探求してみることにしました。</p>
<p>元々『MUCHA』について、<span style="color: #ff0000;">アルフォンス・ミュシャ</span>が好きだったこともあり、2023年秋にブランドがスタートした時から注目していたのですが、マッシュグループのライセンス事業だという事から、<span style="color: #ff0000;">以下に記す固定観念</span>が生まれ、しっかりと向き合うことがありませんでした。</p>
<ol>
<li>ジェラピケやスナイデルを好む〝大人の可愛いを求める女性〟をターゲットにした香りのブランド</li>
<li>香りのクオリティよりも、バズりで勝負するスタイル</li>
<li>〝可愛い〟よりも〝クール〟〝賢さ〟〝清楚〟〝綺麗〟のいずれかを求める大人の女性（港区女子含む）には入りにくい〝ちょっと可愛い〟店舗デザイン</li>
<li>ボトルデザインが、ビュリーを購入するお客様をターゲットにしているようでありながら、ちょっと残念な感じ</li>
<li>総体的にミュシャのイメージを奥行きのある形ではなく、平面で薄っぺらに捉えてる、ただのライセンス・ビジネス</li>
</ol>
<p>しかし2025年3月13日に発売された「<span style="color: #ff0000;">ジスモンダ</span>」と共にリニューアルされたボトル・デザインを見てから、手に取り香ってみたいと考えるようになりました。</p>
<p>カイエデモードらしく忖度なしに結論から申します（もしあるフレグランス・ブランドに対して興味が生まれなかったら、ただ静かに記事にせずスルーします）。</p>
<p>『MUCHA』の香水は、国産フレグランス・ブランドの中でも、コストパフォーマンスに優れた、類い稀なるクオリティのものです。その根拠を以下、箇条書きさせて頂きます。</p>
<ol>
<li>すべての香水はフランス・グラースのロベルテ社の香料を主に使用している（一部香料は他社のものも使用しています）</li>
<li>名だたるフレグランスメゾンのファイン・フレグランスを手掛けている、約10名のロベルテ社の調香師により作られている</li>
<li>フレグランス担当デザイナーの方と直接お話しさせて頂く機会を頂いたのですが、本格的な香水に対する知見をお持ちの方で、アルフォンス・ミュシャのアートと香りを結び付けていく事に情熱を傾けておられます</li>
</ol>
<p>『MUCHA』が、空前の香水ブームの中、フレグランスが利益を生む商材であるから安易にそのカテゴリーに乗り出したのではなく、香水を愛する人々が、ミュシャという日本人が愛するアール・ヌーヴォーの世界観を〝香りの世界〟によって、人々の素肌に伝えてゆきたいという想いが乗せられていると感じました。</p>
<p>ニッチ・フレグランスや、ゲラン等の香水を愛好する人々にこそ是非試してもらいたいクオリティと世界観を持つ香りと言えます。ここで『MUCHA』というブランドのグループ内での立ち位置をおさらいしてみましょう。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc2">2023年に誕生したブランド『MUCHA』とは</span></h2>
<div id="attachment_152502" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152502" class="wp-image-152502 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/slide_02-e1781309179882.png" alt="" width="400" height="532" /><p id="caption-attachment-152502" class="wp-caption-text">© Mucha Trust 2026</p></div>
<p>SNIDEL（スナイデル）、gelato pique（ジェラート ピケ）、FRAY I.D（フレイ アイディー）、LILY BROWN（リリー ブラウン）、Mila Owen（ミラ オーウェン）などのファッション事業と、Cosme Kitchen（コスメ キッチン）などのナチュラル&amp;オーガニックビューティー事業で有名な<span style="color: #ff0000;">マッシュグループ</span>（1998年創業）は、元々はグラフィックデザイン会社からはじまっています。</p>
<p>2005年にSNIDELと共にファッション事業に乗り出し、〝大人の可愛さを求める女性〟を中心に、絶大なる支持を得るブランドを輩出しています。</p>
<p>そんなマッシュグループが行っているライセンス事業の１つとしてMUCHA（ミュシャ）が2023年に登場しました。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">アルフォンス・ミュシャ</span>（1860－1939）は、日本でも強い人気を誇るチェコ出身のアール・ヌーヴォーを代表するアーティストです。2017年3月8日から6月5日まで六本木・国立新美術館で開催された『ミュシャ展』では、65万7千人もの来場者を集めました（世界で最も多くの人が訪れた展覧会の一つ）。</p>
<p>そんなミュシャの芸術品を世界的に管理するミュシャ財団から初めて公認を得て、『MUCHA』は2023年9月7日に、フレグランス・ブランドとしてルミネ有楽町 ルミネ1に店舗オープンと共に誕生しました。</p>
<div class="blank-box bb-blue">当初、男性のお客様が入りにくいイメージがあったのですが、男性にも愛好して頂ける香りのラインナップが増えた事と、カップルで来られるお客様が増えたこともあり、現在は全体の2割近くまで男性のお客様の比率が上がっているとの事です。</div>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">アルフォンス・ミュシャの幸運の女神『ジスモンダ』</span></h2>
<div id="attachment_152503" style="width: 260px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152503" class="wp-image-152503 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/slide_03-e1781309312941.png" alt="" width="250" height="731" /><p id="caption-attachment-152503" class="wp-caption-text">© Mucha Trust 2026</p></div>
<div id="attachment_152726" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152726" class="wp-image-152726 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/1731377133-W9SwQvaRlPAtfTqDUKyoGizc-e1781776221488.webp" alt="" width="400" height="502" /><p id="caption-attachment-152726" class="wp-caption-text">『ジスモンダ』のポスターを背にしたミュシャ、1901年頃 © Mucha Trust 2026</p></div>
<div id="attachment_152725" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152725" class="wp-image-152725 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/Nadar-Sarah-Bernhardt-1844-1923-in-costume-c1860-MeisterDrucke-95934-e1781775884594.jpg" alt="" width="400" height="550" /><p id="caption-attachment-152725" class="wp-caption-text">1864年頃のサラ・ベルナール</p></div>
<p>一介のイラストレーターにすぎなかったアルフォンス・ミュシャが、アール・ヌーヴォーの旗手としての地位を不動のものとした作品である『ジスモンダ』のポスター。それは1894年に、舞台女優<span style="color: #ff0000;">サラ・ベルナール</span>（1844－1923）の宗教劇のために作成された2メートルほどのリトグラフ（石版画）を用いたポスターでした。</p>
<p>ミュシャに突如やって来たチャンスは、ベルナールが、『ジスモンダ』の再演が、1895年1月4日から行われることが急遽決定したため、1月1日までにポスターを準備しなければならなくなった事から到来しました。</p>
<p>年の瀬の1894年12月26日にポスターを発注したが、主だった画家がクリスマス休暇でパリにおらず、出版社ルメルシエの印刷所で校正の修正をしていたミュシャが依頼を受けることになりました。</p>
<p>オスマン帝国に併合される寸前の1450年に、アテネ公国の未亡人の公妃ジスモンダが、豪華な刺繍が入ったビザンティン風のローブを身にまとい、蘭のヘッドドレスと花のストールをまとい、パルテノン神殿に向かう演劇のクライマックスの場面を象徴するシュロの葉を手に持つ姿が描かれたポスター。</p>
<p>そのポスターの革新的な特徴の一つは、頭の後ろにある虹色のアーチで、まるで後光のように彼女の顔に視線を集める効果がありました。そして当時の典型的な鮮やかな色彩のポスターとは異なり、非常に精緻な描写と繊細なパステルカラーが印象的でした。</p>
<p>12月31日にベルナールは完成したポスターを見て驚嘆しました。1895年と96年に発注されたポスター4000枚は全てはがされるほどの人気を呼び、これから6年間、ベルナールはミュシャと専属契約を結び、すべての舞台公演のポスターを依頼することになりました。</p>
<p>この『ジスモンダ』の成功により、「ベル・エポック」を象徴するフランス演劇界の女王として、サラ・ベルナールは、<span style="color: #ff0000;">ジャン・コクトー</span>に「聖なる怪物」と呼ばれるほどの存在になりました。</p>
<p>そんなサラ・ベルナールを〝永遠の存在〟にし、アルフォンス・ミュシャ誕生のきっかけとなった『ジスモンダ』を主題にしたこの香りは、シトラスウッディの重厚感のある紅茶の香りです。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc4">フレグランス担当デザイナーの方へのインタビュー</span></h2>
<div id="attachment_152504" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152504" class="wp-image-152504 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/fgw-e1781309934643.jpg" alt="" width="400" height="534" /><p id="caption-attachment-152504" class="wp-caption-text">© Mucha Trust 2026</p></div>
<p>ボトル・デザインを一新し、満を持して発売された「ジスモンダ」の創造について、カイエデモードは『MUCHA』のフレグランス担当デザイナーの方にインタビューさせて頂きました。</p>
<p>何よりもびっくりしたのは、彼女の古今東西様々なフレグランス・ブランドの香水に対する知見の深さでした。さらに言うと、過去の名香に対する愛の深さも心を打つものがあり、このような素晴らしい方が「ジスモンダ」を作り上げたという事実を知り、すっかり感動しました。</p>
<p>では、インタビューに入ります。</p>
<p><strong>Q．『MUCHA』について何よりも私がびっくりしたのは、香水の都と呼ばれるフランス・グラースのハイグレードの天然香料が多く使用されているという点です。ニッチ・フレグランス・ブランドではない日本のフレグランス・ブランドでここまで香料にこだわっている所はそれほど多くないのでドキドキしてしまいました。</strong></p>
<p>A．はい！そうなんですよ。『MUCHA』をローンチする時に何よりもこだわっていたことは、ミュシャのネームバリューを利用して香水を売るのではなく、ミュシャを愛している人々に愛用して頂ける香水を生み出したいという想いでした。つまり、そのためにはミュシャのアートに相応しい香料を使用しなければならないという答えに行きつきました。</p>
<p><strong>Q．だからグラースの天然香料なのですね？ちなみにどちらの香料会社のものですか？</strong></p>
<p>A．これははじめて公表することになりますが、メイン香料として<span style="color: #ff0000;">ロベルテ</span>社のものを使用しております。</p>
<p><strong>Q．すごいですね！ミシェル・アルメラック氏やジェローム・エピネット氏など約40名の調香師を抱える世界有数の香料会社ですね。</strong></p>
<p>A．はい、調香師については非公開ですが、名立たるラグジュアリーブランドも担当する約10名の熟練調香師の方々により、『MUCHA』のそれぞれの香りは作り上げられています。すべてフランスのグラースで調香しております。製品の充填作業を日本で行っている為最終生産地はJAPANですが、香料はMADE IN FRANCEになります。</p>
<p><strong>Q．フレグランス担当デザイナーの役割は、どういったものなのでしょうか？</strong></p>
<p>A．私はデザイナーとして、リニューアルしたボトルデザインにも関わっているのですが、何よりも、まずは私自身がミュシャという芸術家について深く理解した上で、それぞれの作品を香りの世界と結び付けていく構想からはじまり、その構想をロベルテ社の調香師たちにお伝えし、試作を通して、商品化への筋道を作ってゆくのが私の役割です。</p>
<p><strong>Q．それはディオールの「<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/jadore/">ジャドール</a></span>」を調香師のカリス・ベッカーと共に作ったクリエイティブ・ディレクターのアン・ゴットリーブ氏のような役割という事でしょうか？</strong></p>
<p>A．まだまだ私はそれほど偉大な先人に並び立たせて頂ける自信はございませんが、役割としては同じ役割と考えて頂いて間違いありません。ちなみに「ジスモンダ」はミュシャの作品の中でも最も重要な作品なので、構想から1年以上修正や香りで対話を重ねて誕生した香りとなります。</p>
<p><strong>Q．私が実に興味深いと感じたのは、「ジスモンダ」の世界観を、ティー・フレグランスで表現したところです。どうして、クラシカルなオリエンタル・アンバーではなく、ティーにされたのでしょうか？</strong></p>
<p>A．それは「ジスモンダ」の演劇の内容が、女性が一人の男性から注がれる愛によって心情が変化する様子が茶葉の変化とリンクしているところからインスピレーションを得て、私からグラースの調香師にティー・フレグランスとして依頼をしました。</p>
<p>ドライな茶葉にお湯を注ぐと（愛を注ぐと）なんとも言えない豊潤で穏やかな湯気に包まれるような心地よい香りに変わる様子は物語・アートとリンクしており、その気品溢れる香りはこのアートの重厚感や緻密さをも表現しています。</p>
<p>私自身、鼻はききますが、調香師ではないので最初はなかなか意図が伝わらず、実際にイメージに近い茶葉を探し回り、お湯を入れて何分がベスト香りか、何度もテストして、飲んだりしながら探し当ててグラースに送ったこともありました（笑）。</p>
<div class="blank-box bb-green">『MUCHA』のそれぞれの香りに対して、丁寧に作られていることを知るにつれ、もっと深く、じっくりとそれぞれの香りに身を委ねたいという想いにかられております。</div>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc5">闇を愛で燃やしていくように〝光る紅茶〟の香り</span></h2>
<div id="attachment_152739" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152739" class="wp-image-152739 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/img02-e1781828027401.png" alt="" width="400" height="531" /><p id="caption-attachment-152739" class="wp-caption-text">© Mucha Trust 2026</p></div>
<div id="attachment_152504-2" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-152504-2" class="wp-image-152504 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/fgw-e1781309934643.jpg" alt="" width="400" height="534" /><p id="caption-attachment-152504-2" class="wp-caption-text">© Mucha Trust 2026</p></div>
<p>マーキスカットのようなダイヤカットが印象的なキャップ。それはどこか黄道十二宮（ゾディアック）が記された円盤の上に乗っかかっているようでもあります。そんなキャップを外し、スプレーをプッシュするととても柔らかいミストが広がってゆきます。</p>
<p>まず最初にびっくりさせられるのは、このミストの広がりです。シュワっと弾け出すのではなく、ふんわりと柔らかく広がっていくところに、作り手（デザインチーム）の深いこだわりを感じさせます。</p>
<p>と同時に、温かいアールグレイと冷たいレモンティーの間ですりおろしたばかりのジンジャー（天然香料）が鼓動するような、言葉では言い表しがたい、ピリッとした爽やかなティーの感触で全身があっという間に満たされてゆきます。プチグレンがアールグレイに馥郁とした気品あふれる柑橘の苦みを付け加えてゆきます。</p>
<p>とても印象的なのは、ミルクがすべてをひとまとめに紅茶にミルクを注ぎ込むような感じではなく、この類い稀なるアールグレイとレモンジンジャーティーのスペシャルブレンドに、ふんわりと優しく添えられていく甘さで、深みを与えてくれているところにあります。</p>
<p>それはハイジュエラーのブティックで、展示されているダイヤモンドに、当てられている照明のような効果を発揮してくれており、ティーの輝きで素肌が満たされていくようです。</p>
<p>しかしきらきらとおもむろに輝かないのがこの香りの素晴らしいところです（さらに言うと日常使い出来るところ）。強い意志を感じさせる、うっとりするようなブラックティーとマテによるスモーキーさと共に、威風堂々としたジャスミンの花が開花してゆきます。パウダリーなアイリスがさらにジャスミンの魅力を引き立ててゆきます。</p>
<p>壮麗にかがやくスポットライトと幽玄たるスモークの中から、大女優が現れるように、ジャスミンは素肌を透かして、心にまで届いてゆきます。やがて到来するムスクの風に乗って、パームツリー、サンダルウッド、ケードといった木々の香りが温かくすべてをひとまとめにしてゆきます。</p>
<p>それはまるであなたの守護神となって、新しい一日を祝福するような、いつも心に太陽を与えてくれる、闇を愛で燃やしていくように〝<span style="color: #ff0000;">光る紅茶</span>〟で心のカップが満たされていくようです。</p>
<p>『MUCHA』の他の香りに対しても、強い興味が抱かされました。ティー・フレグランスの傑作です。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc6">香水データ</span></h2>
<p>香水名：ジスモンダ 1894<br />
原名：Gismonda<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：MUCHA（ミュシャ）<br />
調香師：非公表<br />
発表年：2025年<br />
対象性別：ユニセックス<br />
価格：13ml／6,930円、40ml／14,960円<br />
公式ホームページ：<a rel="nofollow noopener" target="_blank" href="https://alphonsemucha.jp/Page/LP/fregrance/detail/gismonda/">ミュシャ</a></p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-152501" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2026/06/MUWLG253001_p_25_LL-e1781308089569.jpg" alt="" width="225" height="290" /><br />
トップノート：ベルガモット、プチグレン、レモン、ミルク<br />
ミドルノート：ブラックティー、マテ、ジャスミン、アイリス<br />
ラストノート：パームツリー、ケード、ムスク、サンダルウッド</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ル シェブルフイユ｜20年前に母アニックが作ってくれたハニーサックルの香り</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/le-chevrefeuille/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 22 Aug 2021 05:04:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[アニック・グタール]]></category>
		<category><![CDATA[2002年の香り]]></category>
		<category><![CDATA[イザベル・ドワイヤン]]></category>
		<category><![CDATA[カミーユ・グタール]]></category>
		<category><![CDATA[タニア・サンチェス]]></category>
		<category><![CDATA[ハニーサックル（スイカズラ）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[レモンティーの香り]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://cahiersdemode.com/?p=92873</guid>

					<description><![CDATA[ル シェブルフイユ 原名：Le Chevrefeuille 種類：オード・トワレ ブランド：グタール 調香師：カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン 発表年：2002年 対象性別：女性 価格：50ml／22,330円、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><strong><span style="font-size: 13pt;">ル シェブルフイユ</span></strong></p>
<p>原名：Le Chevrefeuille<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/goutal/"><span style="text-decoration: underline;">グタール</span></a><br />
調香師：カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン<br />
発表年：2002年<br />
対象性別：女性<br />
価格：50ml／22,330円、100ml／31,240円<br />
販売代理店ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://latelierdesparfums.jp/products/goutal-le-chevrefeuille-edt-new"><span style="text-decoration: underline;">ラトリエ デ パルファム</span></a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-121098" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/goutal-le-chevrefeuille-eau-de-toilette_14804906_42041248_2048-e1701253309164.jpg" alt="" width="250" height="244" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">20年前に母アニックが作ってくれたハニーサックルの香り</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">ハニーサックルと一緒にのびやかに、まどろむ香り</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">香水データ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="news_headline1"><span id="toc1">20年前に母アニックが作ってくれたハニーサックルの香り</span></h2>
<div id="attachment_92886" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-92886" class="wp-image-92886 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2022/03/75147b17d4ca3ba92fe612d84533df0e.jpg" alt="" width="400" height="505" /><p id="caption-attachment-92886" class="wp-caption-text">ソリフローレ・シリーズ ©Goutal Paris</p></div>
<div id="attachment_121096" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-121096" class="wp-image-121096 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/ING-CHEVREFEUILLE_200x200_RVB_800x800_crop_center2x-e1701253022934.jpg" alt="" width="400" height="400" /><p id="caption-attachment-121096" class="wp-caption-text">©Goutal Paris</p></div>
<div id="attachment_92876" style="width: 460px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-92876" class="wp-image-92876 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2022/03/ill_1556030_7b76_rangewomenchevrefeuille-e1646371230475.jpg" alt="" width="450" height="334" /><p id="caption-attachment-92876" class="wp-caption-text">©Goutal Paris</p></div>
<p><span style="color: #ff0000;">カミーユ・グタール</span>は、母アニックの死後、プロヴァンスの別荘を訪れ、その庭に咲くハニーサックルを見て、幼き日に、13人のいとこたちとお姫様ごっこをして、ハニーサックルの王冠を編んだことを思い出しました。</p>
<p>2002年に<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/goutal/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">グタール</span></a>より発売された「<span style="color: #ff0000;">ル シェブルフイユ</span>」は、「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/le-muguet/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">ル ミュゲ</span></a>」「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/la-violette/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">ラ ヴィオレット</span></a>」に次ぐ『レ ソリフローレ』コレクションの第三弾として限定発売されました（そして、今は定番化されています）。フランス語で〝ハニーサックル、スイカズラ〟を意味するこの香りは、カミーユ・グタールと<span style="color: #ff0000;">イザベル・ドワイヤン</span>により調香されました。</p>
<p>かつて1982年に母にはじめて作ってもらった香り「<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/eau-de-camille/"><span style="text-decoration: underline; color: #ff0000;">オードカミーユ</span></a>」は、ハニーサックルが香り立つグリーンフローラルの香りでした。そして、20年の時を経てカミーユが生み出したこの香りは、〝母が愛する娘のために作った香り〟に対する〝天国の母に対する娘からのメッセージ〟の意味も持つ香りでした。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc2">ハニーサックルと一緒にのびやかに、まどろむ香り</span></h2>
<div id="attachment_121097" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-121097" class="wp-image-121097 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/3907-546-86b41fd00226f67d0133047ac2f0f507-2480x2126-1-e1701253093580.jpg" alt="" width="500" height="429" /><p id="caption-attachment-121097" class="wp-caption-text">©Goutal Paris</p></div>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-92878" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2022/03/croda_image_downloads-e1646371437254.jpg" alt="" width="400" height="288" /><br />
ハニーサックルの持つ三つの側面がきらめくように香り立つこの香りは、<span style="color: #ff0000;">吹きかける日によってはじまりが違います。</span>ある日は、レモンティーからはじまり、またある日はフレッシュなジャスミン・サンバックからはじまる。そして、別のある日は、蜂蜜のように甘いグリーンフローラルからはじまるのです。</p>
<p>そんな<span style="color: #ff0000;">〝青空から知る春、花の開花から知る春、太陽に温められた緑から知る春〟</span>それぞれの<span style="color: #ff0000;">〝春の到来〟</span>を伝えてくれるこの香りにおいて、プチグレンが重要な役割を果たしています。それはハニーサックルのきらめきと透明感の中に潜む、甘い花の蜜、湿った葉と茎の樹液といった繊細な側面に対して、照らす太陽の役割を果たしているのです。</p>
<p>やがて、この太陽に温められたハニーサックルは、あなたの幼少期の想い出を解き放つように、のびやかに、まどろむような甘やかなグリーンフローラルの香りの余韻を残してくれるのです。</p>
<p>サンタマリアノヴェッラの「<span style="color: #ff0000;">カプリフォーリオ</span>」ともよく比較される香りです。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">タニア・サンチェス</span>は『<span style="color: #ff0000;">世界香水ガイド</span>』で、「ル シェブルフイユ」を「レモングラストマト」と評し、「スイカズラの香りは無理。ディメーター社のハニーサックルを思い浮かべればわかるとおり、30秒間は本物らしい香りを漂わせられるけれど、安定しないためにこれをメインにした香水は作れない。だからグタールのスイカズラも上手くいっていない」</p>
<p>「むしろこれはシトロンの香りとトマトの茎が織りなす庭の幻想で、魚の入っていないトムヤムクン風」と3つ星（５段階評価）の評価をつけています。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">香水データ</span></h2>
<p>香水名：ルシェブルフイユ<br />
原名：Le Chevrefeuille<br />
種類：オード・トワレ<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/goutal/"><span style="text-decoration: underline;">グタール</span></a><br />
調香師：カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン<br />
発表年：2002年<br />
対象性別：女性<br />
価格：50ml／22,330円、100ml／31,240円<br />
販売代理店ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://latelierdesparfums.jp/products/goutal-le-chevrefeuille-edt-new"><span style="text-decoration: underline;">ラトリエ デ パルファム</span></a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-121098" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2021/08/goutal-le-chevrefeuille-eau-de-toilette_14804906_42041248_2048-e1701253309164.jpg" alt="" width="250" height="244" /><br />
シングルノート：ハニーサックル、レモン、グリーンノート、ジャスミン、プチグレン、水仙</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>デュエル｜三種類のティーとアブサンがブレンドされた、グタールのお茶の香り</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/duel/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 12 Aug 2020 11:59:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[アニック・グタール]]></category>
		<category><![CDATA[2003年の香り]]></category>
		<category><![CDATA[お茶（グリーンティー）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[アブサンの香り]]></category>
		<category><![CDATA[イザベル・ドワイヤン]]></category>
		<category><![CDATA[カミーユ・グタール]]></category>
		<category><![CDATA[マテ茶の香り]]></category>
		<category><![CDATA[レモンティーの香り]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://cahiersdemode.com/?p=71805</guid>

					<description><![CDATA[デュエル 原名：Duel 種類：オード・パルファム ブランド：グタール 調香師：カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン 発表年：2003年 対象性別：男性 価格：100ml／36,630円 販売代理店ホームページ：ラト [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><strong><span style="font-size: 13pt;">デュエル</span></strong></p>
<p>原名：Duel<br />
種類：オード・パルファム<br />
ブランド：グタール<br />
調香師：カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン<br />
発表年：2003年<br />
対象性別：男性<br />
価格：100ml／36,630円<br />
販売代理店ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://latelierdesparfums.jp/products/goutal-duel-edp-new"><span style="text-decoration: underline;">ラトリエ デ パルファム</span></a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-121103" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/DEL-EDP_100mLCombined_1200x1200-e1701254486415.jpg" alt="" width="250" height="245" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">19世紀のロシアの情熱を〝やさしい銃弾〟で撃ち抜く香り</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">三種類のティーとアブサンがブレンドされた〝お茶の香り〟</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">香水データ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="news_headline1"><span id="toc1">19世紀のロシアの情熱を〝やさしい銃弾〟で撃ち抜く香り</span></h2>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-92046 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/91foupJ8IoL._AC_SL1500_-e1645585006161.jpg" alt="" width="500" height="375" /></p>
<blockquote><p>女性が恋するのは、知らない男だけさ。</p>
<p>『現代の英雄』より　レールモントフ</p></blockquote>
<p>2003年にグタールが発売した「<span style="color: #ff0000;">デュエル</span>」は、〝決闘〟という思い切った名前のついたメンズ・フレグランスです。この香りは、<span style="color: #ff0000;">カミーユ・グタール</span>と<span style="color: #ff0000;">イザベル・ドワイヤン</span>により調香されました。</p>
<p>決闘に挑む誇り高き男たちの香りと聞いて人々がイメージするのは、〝決闘〟に命を落とした二人のロシアの文豪でしょう。一人は、『エヴゲーニイ・オネーギン』『スペードの女王』を書いたアレクサンドル・プーシキン（1799－1837）。そして、もう一人は、『現代の英雄』を書いたミハイル・レールモントフ（1814－1841）です。</p>
<div id="attachment_92042" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-92042" class="wp-image-92042 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/800px-Natalia_Pushkina_by_Brullov.jpg" alt="" width="400" height="498" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/800px-Natalia_Pushkina_by_Brullov.jpg 800w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/800px-Natalia_Pushkina_by_Brullov-768x956.jpg 768w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-92042" class="wp-caption-text">ナターリア・プーシキナ</p></div>
<p>特にプーシキンが愛する若妻ナターリア・プーシキナのために行ったジョルジュ・ダンテスとの〝決闘〟は有名です。</p>
<p>プーシキンは、『エヴゲーニイ・オネーギン』の<span style="color: #ff0000;">「ああ、なみなみと酒の注がれた杯を底の底まで飲み干すことなくいちはやく人生の祝典に別れを告げた者こそさいわいである」</span>という一文そのままに、〝決闘〟に敗れ、37年の生涯を終えたのでした。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc2">三種類のティーとアブサンがブレンドされた〝お茶の香り〟</span></h2>
<div id="attachment_121102" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-121102" class="wp-image-121102 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/e6c3b2388478-KV-DUEL-1000x1500-1-e1701254330391.jpg" alt="" width="400" height="600" /><p id="caption-attachment-121102" class="wp-caption-text">©Goutal Paris</p></div>
<div id="attachment_92047" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-92047" class="wp-image-92047 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/Annick20Goutal20Duel20perfumeshrine20fragrance20review-e1645585059778.jpg" alt="" width="400" height="275" /><p id="caption-attachment-92047" class="wp-caption-text">©Goutal Paris</p></div>
<p>そんな愛のために生き、愛のために死んだ男たちに捧げられたとも言えるこの香りは、透き通るようなレモンティーと静寂を感じさせるグリーンティーが交錯し、心を落ち着かせる鎮魂歌のようにはじまります。</p>
<p>すぐにスモーキーなマテ茶とプチグレンがひそやかな苦みを注ぎ込んでゆきます。このようにして香りは三種類の絶妙なティーブレンドを生み出してゆきます。</p>
<p>この香りの素晴らしさは、アルテミシアとナツメグの到来と共に本格化します。それはまるでティーでありながら、アブサンのようでもある不思議な感覚を与えてゆくのです。やがて、白い雪原の中に、自分ともうひとりの男性が対峙しているような、厳かに甘いオリスルートがムスクの風に乗ってやって来ます。</p>
<p>レザーとガイアックウッドがロシアンレザーと白樺とシガーを想わせる複雑かつ繊細なアクセントを加えてゆく中、粉雪のような砂糖がふんわりと舞い散ります。</p>
<p>そして、すべては静寂の中、決定的な最後の瞬間を待ち望むように、あたたかい余韻に包まれてゆくのです。</p>
<p>この香りの名から連想させる銃声はどこからも聞こえてきません。それどこか、枯葉とレザーに包まれたトレンチコートで、パリの街を歩く1970年代の岸恵子様のような真のスタイリッシュさを感じさせます。</p>
<p>敢えて言わせてください、この香りは女性のためのスモーキーティーの香りのような気がします。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">ルカ・トゥリン</span>は『<span style="color: #ff0000;">世界香水ガイド</span>』で、「デュエル」を「いぶしたマテ茶」と評し、「マテ茶の香りは茶殻とも干草ともつかない小枝のエキス。デュエルにはそれをメインにすえ、ヨモギやナツメグ、レザーを添えている。おかげで淡黄色のやや男っぽい香りに仕上がった。遠くからではわからないが、肌を接すれば感じられる香り。洗練された、ぬくもりのある心地いい香りだ」と4つ星（５段階評価）の評価をつけています。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">香水データ</span></h2>
<p>香水名：デュエル<br />
原名：Duel<br />
種類：オード・パルファム<br />
ブランド：グタール<br />
調香師：カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン<br />
発表年：2003年<br />
対象性別：男性<br />
価格：100ml／36,630円<br />
販売代理店ホームページ：<a rel="noopener" target="_blank" href="https://latelierdesparfums.jp/products/goutal-duel-edp-new"><span style="text-decoration: underline;">ラトリエ デ パルファム</span></a></p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-121103" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/08/DEL-EDP_100mLCombined_1200x1200-e1701254486415.jpg" alt="" width="250" height="245" /><br />
トップノート：マテ、パラグアイ産プチグレン<br />
ミドルノート：アルテミシア、オリスルート<br />
ラストノート：レザー、ガイアックウッド、ムスク</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【ペンハリガン】マラバー（ペンハリガン）</title>
		<link>https://cahiersdemode.com/malabah/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[黒水仙]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 08 Feb 2020 13:43:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ペンハリガン]]></category>
		<category><![CDATA[2003年の香り]]></category>
		<category><![CDATA[ジンジャー（生姜）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[ルカ・トゥリン]]></category>
		<category><![CDATA[レモンティーの香り]]></category>
		<category><![CDATA[ローズ（薔薇）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[紅茶（ブラックティー）の香り]]></category>
		<category><![CDATA[調香師非公表]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://cahiersdemode.com/?p=62691</guid>

					<description><![CDATA[マラバー 原名：Malabah 種類：オード・パルファム ブランド：ペンハリガン 調香師：不明 発表年：2003年 対象性別：女性 価格：50ml／17,600円、100ml／24,750円 目次 わたしの〝こころの喜望 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="box"><strong><span style="font-size: 13pt;">マラバー</span></strong></p>
<p>原名：Malabah<br />
種類：オード・パルファム<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/all_about_penhaligons/"><span style="text-decoration: underline;">ペンハリガン</span></a><br />
調香師：不明<br />
発表年：2003年<br />
対象性別：女性<br />
価格：50ml／17,600円、100ml／24,750円</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-62693 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/04/9094692339742-e1692141871139.jpg" alt="" width="250" height="257" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">わたしの〝こころの喜望峰〟を見つけましょう。</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">〝難破船〟ではなく、地図にない世界を目指して突き進むロマンの香り</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">香水データ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="news_headline1"><span id="toc1">わたしの〝こころの喜望峰〟を見つけましょう。</span></h2>
<div id="attachment_117224" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-117224" class="wp-image-117224 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/02/indus-valley-civilization_506257-e1692143613483.jpg" alt="" width="500" height="303" /><p id="caption-attachment-117224" class="wp-caption-text">モヘンジョダロ</p></div>
<div id="attachment_117222" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-117222" class="wp-image-117222 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/02/0913_vasco_crop.jpg" alt="" width="500" height="375" srcset="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/02/0913_vasco_crop.jpg 1000w, https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/02/0913_vasco_crop-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-117222" class="wp-caption-text">マラバール海岸</p></div>
<p>2003年に<span style="color: #ff0000;"><a target="_self" style="color: #ff0000;" href="https://cahiersdemode.com/all_about_penhaligons/"><span style="text-decoration: underline;">ペンハリガン</span></a></span>から発売された「<span style="color: #ff0000;">マラバー</span>」は、東インドのスパイスルートへの旅路の鮮やかな白昼夢をイメージしたエキゾティックで甘美な香りです。この香りの名の〝マラバー〟とは、古代より香辛料貿易の中心地だったインドのケーララ州のマラバール海岸からとられています。</p>
<p>スパイスの歴史は、インダス文明（紀元前2600年～紀元前1800年）が形成される少し前の紀元前3000年頃のインドからはじまります。ブラックペッパーやクローブが最初に現れました。</p>
<p>やがて、紀元前頃にターメリック、シナモン、ジンジャー、カルダモンなどのスパイスも現れました。この頃、スリランカ産のシナモンが古代エジプトの王に献上され、紀元1世紀頃には海、陸のシルクロードを経てヨーロッパに香辛料が広く流入するようになりました。</p>
<p>やがて、ムスリム商人やオスマン帝国が独占していた香辛料貿易の主導権は、ヴェネツィア共和国に移っていきました。しかし、1498年にポルトガルの<span style="color: #ff0000;">ヴァスコ・ダ・ガマ</span>が〝喜望峰〟経由によるヨーロッパ－インド洋航路を発見したことにより、ポルトガル海上帝国がその主導権を握るようになりました。</p>
<p>ここに300年にわたる<span style="color: #ff0000;">大航海時代</span>の幕が切って落とされたのでした。そして、香辛料貿易の主導権争いが、コロンブスのアメリカ大陸発見（バニラの発見）と、マゼランの世界一周へと結びついていくのでした。</p>
<p>「マラバー」とは、地図にない世界を目指して突き進む、西洋と東洋を結びつける壮大なるロマンの香りなのです。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc2">〝難破船〟ではなく、地図にない世界を目指して突き進むロマンの香り</span></h2>
<div id="attachment_117223" style="width: 410px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-117223" class="wp-image-117223 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/02/28320_60fc3d1c9d6946d085b8891ad952648d-e1692142272249.jpg" alt="" width="400" height="500" /><p id="caption-attachment-117223" class="wp-caption-text">©Penhaligon&#8217;s</p></div>
<p>レモンで作ったカリオンの華々しいレモンシャワーのファンファーレからこの香りははじまります。新しい一日のはじまりを告げてくれているような明るさと透き通るような爽快感に満ちています。</p>
<p>間髪入れずに、心にスモーキーなアールグレイティーが注がれてゆきます。爽やかさの中に気高さが加えられたその瞬間、気高きレモンティーとなり、全身を駆け抜けてゆくのです。</p>
<p>すぐにコリアンダーと弾けながらジンジャーティーも注ぎ込まれ、心の中が財宝の煌めきとスパイスの輝きに満たされてゆくのです。そして、ナツメグ、カルダモンといったスパイスも溶け合い、素肌に生み出されたスパイスロードの上を、しづやかに甘いフレッシュローズが流れるように開花してゆくのです。</p>
<p>やがて、パウダリーなオリスルートと、甘やかなアンバー、官能的なムスク、クリーミーなサンダルウッドに包まれ、午前に英国庭園でまどろんでいた淑やかな女性の紅茶の香りは、すっかり、午後に新大陸を求めて航海する情熱の薔薇を愛する女性の温もりの香りへと変わってゆくのです。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">そうこの香りは、香りの〝難破船〟ではなく、海上と陸地を通じて新大陸を見つけていくロマンを女性の素肌に宿らせる「ロマン・フレグランス」なのです。</span></p>
<p><span style="color: #ff0000;">ルカ・トゥリン</span>は『<span style="color: #ff0000;">世界香水ガイド</span>』で、「ペンハリガンは、パルファム ド ニコライの「ニューヨーク」の向こうを張るのに失敗した。安物のポマンダーのような香り」と2つ星（５段階評価）の評価をつけています。</p>
<h2 class="news_headline1"><span id="toc3">香水データ</span></h2>
<p>香水名：マラバー<br />
原名：Malabah<br />
種類：オード・パルファム<br />
ブランド：<a target="_self" href="https://cahiersdemode.com/all_about_penhaligons/"><span style="text-decoration: underline;">ペンハリガン</span></a><br />
調香師：不明<br />
発表年：2003年<br />
対象性別：女性<br />
価格：50ml／17,600円、100ml／24,750円</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone wp-image-62693 size-full" src="https://cahiersdemode.com/wp-content/uploads/2020/04/9094692339742-e1692141871139.jpg" alt="" width="250" height="257" /><br />
トップノート：レモン、アールグレイティー、コリアンダー<br />
ミドルノート：ジンジャー、ナツメグ、カルダモン、ローズ、オリスルート<br />
ラストノート：スイートアンバー、ムスク、サンダルウッド</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
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