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セルジュ ルタンス銀座【全国フレグランス聖地ガイド】

全国フレグランス聖地ガイド
全国フレグランス聖地ガイド香りの美学
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セルジュ ルタンス銀座

聖地指数 ★★★☆☆(2020年10月更新)
場所 東京・銀座

「自分の嗅覚で感じ取ってもらいたいのでひとつひとつの説明はしません」というのが、セルジュ・ルタンスの販売の流儀です。しかし、この流儀が成り立つためには、その販売員は少なくともルタンスについて100%理解した上で、そのスタンスに乗っからないと、ただの置物になってしまいます。
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ルタンス・ルール=沈黙の掟

カイエデモードは、日本で唯一、本格的なセルジュ・ルタンスの香りの徹底分析を行っているので、こういった評価を下すだけの実績はあると考えております。

何度かここの販売員の方に、香りについて表面的な質問をしてみたのですが、セルジュ・ルタンスの香りについての理解度は極めて拙いと言わざるを得ないほど、フレグランスについての最低限の教養も備わっていない販売員がほとんどでした。

それは大した質問に答えなくていいから、何も知らず、ただ一言「お客様の嗅覚でルタンスの世界観を感じ取ってください」と言い続けてきた弊害かもしれないのですが、であるなら「あなたはこのルタンスの香りについてどういった世界観を持ち合わせているのでしょうか?」と膝を突き合わせて確認したくなるのです。

自分自身のセルジュ・ルタンスのそれぞれの香りに対する世界観があってこその、「沈黙のルール」なのだと私は思います。

21世紀に対応したルタンス・ルールを作り出しませんか?

日本人にとって、フレグランスとは、俳句や浮世絵に近い感覚があります。それはただ感じるだけのものではなく、それを感じ取るルールと背景をしっかりと学んだ上で理解したい〝嗜み〟なのです。つまりは稽古事と言っても良いものなのです。

2018年11月21日にオープンした日本初のセルジュ・ルタンスのフラッグシップストア「セルジュ・ルタンス銀座」は、音のない香りの世界を演出する素晴らしいスペースです。

このスペースは少しわかり難い場所にあるのですが、ギンザシックスからすぐ近くにあります。

ここでの販売員のスタンスは、あくまで無言で佇み、レジを打つというスタンスです(少し、仕事として退屈な感じがしなくもないが・・・)特にここでしか取り扱われていないセクションドールに関しては5万円クラスのフレグランスであるにも関わらず、世界観は自分自身で感じ取ってもらうというスタンスなのです。

絵画を見るように静かに香りを嗜むということでしょうか?

ただし、こういったルタンス・ルールは、フランスのようなフレグランスIQの高い国民には有効でしょうが、日本人に対してはルールとして適応すべきでないルールだと思います。日本の場合は、ル シヤージュ京都様のような、香りの背景を伝えてくれる接客でセルジュ・ルタンスの世界観を感じ取り、自分に合った香りを選ぶのがベストな気がしてなりません。

しかし、そんな不満は脇に置きたくなるほどにこのルタンス銀座の空間は、入場料が取れるほど素晴らしい空間です。

「19時以降に一組様限定でカウンセリングを行います」。なんてことをやってみても良いほどデートスポットになるほどの素敵さです。通常は無口な販売員が、この時だけは饒舌に説明するというギャップがあれば、間違いなくここは、日本のフレグランス聖地の筆頭になることでしょう。

※関西の取扱店(ルクアイーレ大阪と京都伊勢丹)における、素人販売員が持て余しているルタンスからは想像できない完成された販売空間がここにはあります。

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