アンドロギュヌス

『魔界転生』 日本の美7(4ページ)



    もっとも美しかった男。若山富三郎様

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    若山無双。この動きは、ゲームには再現できまい。

    この作品は、沢田研二、千葉真一、真田広之といった美しい男たちに満ちた映画でした。しかし、最も美しかった男。それは、柳生但馬守宗矩を演じた若山富三郎様(1929-1992)でした。炎に包まれた江戸城天守閣での十兵衛との親子対決における富三郎様の殺陣には、『子連れ狼』時代を通過した果てにある円熟味を感じさせます。省略の美学。白装束で戦う男の美学。その対決シーン以外においても、全ての登場シーンにおいて、“跳ぶ”姿勢まで美しく富三郎様が空気を支配していました。

    静をもって動を制する。物の怪と化してからは、全く瞬きをせずに、殺陣をします。その緩急の付け方。それは間の美学なのでしょう。更に太刀先が速く、力強い。この人の前には、当時のジュリーも真田様も立つことは出来ないオーラに包まれています。炎を包み込むオーラです。

    そんな富三郎様の前に立てる唯一無二な人こそ千葉真一様なのです。本物の炎のセットの中で、命がけで臨んだ撮影。日本人にはどうしても、命がけが似合います。これはもはや日本人の一つの特性とも言えます。生死の狭間で生み出す作品にのみ日本人は日本人だけにしか感じ取れない何かを感じ取ることが出来るのです。



    日本女性のうつくしさを再認識しよう

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    憎しみの中からこそ、いとしいと思う心がはじまりますゆえ・・・

    細川ガラシャ(佳那晃子)

    この作品は、細川ガラシャ様のための作品でした。そのガラシャ様を演じる佳那晃子様の、3種類のメイクアップで表現される日本女性の美。天上眉、フェイク眉、眉消しの3種類なのですが、このメイクが全て似合っていました。特に晃子様の眉消しメイクの美しさといったら、奇跡的としか表現しようがありません。日本女性の造形美が再発見できる3段階メイクです。

    この作品は、日本人女性の美に関する雑誌や本の類いで全く取り上げられることのない作品ですが、私は、この作品の中の佳那晃子様にこそ、日本人女性の美のおおよそ全てが詰まっていると考えています。それは何か?日本女性の美とは、「狂わしさ」と「儚さ」を感じさせる目と口の動き。目はぱっちりと開かずに眠たげな眼差しで、全ての所作はゆっくりとゆっくりと。まるで、世界が止まっているが如くに。幽玄さ。神秘性。西洋人には踏み込めない領域に、ゆっくりとゆっくりと踏み込む美学。



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