ジョー・マローン・ロンドン

【写真で見る】ジョー マローン ロンドン香水大図鑑<18の香りを選抜>(3ページ)

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【写真で見る】ジョー マローン ロンドン香水大図鑑<18の香りを選抜>

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とてつもなく素晴らしい香りと二流の販売員たち

(公平を期するためにここに記す。2019年11月現在ジョーマローンの販売員の能力は、トレーナーの強化策が効をそうし、改善されています。)

2019年8月現在において、ジョー・マローン・ロンドンの現状は、数年前の20代から30代の高感度な女性が中心だった客層から、膨大なインバウンドの客層も取り込みJML史上最大の日本での売り上げを記録更新中です。しかし、ここで、長年ジョー・マローン・ロンドンを愛用してきた私たちは、ひとつの真実に気づきつつあります。

どうもここ最近のジョー・マローン・ロンドンの販売員の質の低下は酷くないか?ということです。店舗数が急増し、販売員に対する的確なトレーニングが行われていないのではないか?という疑念であり、それが全てにおける真実なのです。どうやら私たちは、ジョー・マローン・ロンドンの販売員から適切な説明を受けていない場合が多いのです(それは一定層のお客様からそこまでの説明を求められずに売れるようになってしまった販売員の怠慢から生まれたものでもある)。

この特集の意義はただひとつです。そんな今では説明不足のフレグランス・ブランドであるジョー・マローン・ロンドンの素晴らしさを再認識していく役割です。

そのためにまず絶対に知っておかなければならないこと。それは創始者のジョー・マローンという女性本人の物語についてです。

一介の主婦ジョー・マローンによる〝香り革命〟


その歴史は、ロンドンの中流階級の主婦(決して美魔女の趣味によって生み出されたものではなく、美容を生業とする日々の生活の中から生み出されたもの)であり、プロのフェイシャリストであるジョー・マローンという女性によって誕生しました。彼女が、顧客へのプレゼントとして作り出したのが、〝相反する素材を合わせてみたらどんな香り〟になるのだろう?という発想で生み出されたナツメグ&ジンジャー・バスオイルでした。この自家製バスオイルが、90年代に英国で最も有名なフレグランス・ブランドの始まりになったのです。

1994年から2006年にかけて生み出されたジョー・マローン・ロンドンの作品は、ジョー・マローン自身による香りです。1999年に、ジョーはロンドンに旗艦店を作り、同年、エスティローダーに自分のブランドを売りました。以後も、ジョーは、クリエイティヴ・ディレクターとしてブランドに残りました。しかし、2003年にジョーの人生は急転降下することになります。彼女は乳癌になってしまったのです。エスティローダーは彼女のために最高の医療技術を提供しました。そして、科学治療を行い、回復し、仕事に復帰するも、2006年にジョーは、クリエイティブ・ディレクターを辞める事を決意しました。

セリーヌ・ルーとクリスティーヌ・ナジェル現る!

現在のジョー・マローン・ロンドンを築き上げた二人の女神セリーヌ・ルー(左)とクリスティーヌ・ナジェル(右)。

2009年3月、フランス人のセリーヌ・ルーという女性が、ジョー・マローン・ロンドンのクリエイティブ・ディレクターになりました。丁度その1年前の2008年9月3日にジョー・マローン・ロンドンは、東京・新宿の伊勢丹に上陸していました。以後、1年後に丸の内に日本初の路面店、さらに2016年には表参道ヒルズに路面店をオープンしたのでした(現在全国23店舗に拡大)。その時に、〝フレグランス・コンバイニング〟という概念でのブランディングを考えたのがセリーヌでした。

セリーヌ自身は調香師ではありません。彼女は、元々ディオールエスティローダーのメイクアップ部門で働いていました。南フランスで生まれた彼女の祖父は花の輸入業をしていました。グラースで生まれ育ったわけでもないセリーヌは、ロンドンのフラワー・マーケットなどで精油を購入し、成分の勉強を一から独学で行いました。それはちょうどジョー・マローンと同じようでした。

「現在、ジョー・マローン・ロンドンのフレグランスを作る調香師たちは、イギリス人ではありません。しかし、彼らがクリエイトするときには必ずイギリスに滞在してもらいます。私もフランス人ですが、ロンドンに住んでいます。外国人だからこそ、より敏感に感じ取れる英国の魅力を、自分の目と鼻で感じ、フレグランスに反映させることが出来るのです。」

そして、クリスティーヌ・ナジェルの光臨と相成ります。2010年から2014年の間に彼女がセリーヌと二人三脚で生み出した香りは、迷走していたジョー・マローン・ロンドンの立て直しの一翼を担いました。以後、クリスティーヌは、エルメスの二代目専属調香師に就任するまで、ジョー・マローン・ロンドンで数々の傑作を生み出すことになるのでした。

2011年4月29日にウィリアム英国王子とキャサリン妃のロイヤル・ウエディングにて、ウェストミンスター寺院のキャンドルに、キャサリン妃のリクエストにより、「オレンジ・ブロッサム」キャンドルが使用されました(そして、一部に「グレープフルーツ」と「ライム・バジル&マンダリン」を配して。コンバイン効果を生み出しました)。さらに、ゲスト用のトイレには、「オレンジ・ブロッサム」のハンドソープとローションが置かれていました。このことにより、ジョー・マローン・ロンドンの名は更に世界的な認知度を高めました。

それではジョー・マローン・ロンドンを代表する18の香りを「写真」で紹介していきましょう。

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