全国フレグランス聖地ガイド

大丸心斎橋店【全国フレグランス聖地ガイド】

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大丸心斎橋店

★★★★☆ 大阪・心斎橋(総合評価)
公式ホームページ

百貨店の新しい有り方を目指す「大丸」。その目指す方向性は、明らかに「阪急」や「伊勢丹」とは違うということなのだがその実態は?しかし、思うのだが、百貨店って結局のところ、大きくなければ存在価値はないんじゃないだろうか?

新生「大丸心斎橋店」に対する感想は、「伊勢丹メンズ館」にそっくりな内装と、狭さが強調される間取りと、各ブランドの二軍キャンプという商品ラインナップです。勿論、一軍は「阪急」ということなのですがそれにしても、ここに今いる販売員(特に2F以上)は、どのブランドも初日以外は、販売力が弱い感じがします。箱は立派だが、販売員は、イオンクラスと言うと言い過ぎだろうか?

大阪には大丸が二店舗あります。梅田店と本店である心斎橋店です。梅田店は、今では完全に、阪急とルクア×ルクアイーレ×グランフロント連合に顧客を奪われ、かなり追い詰められている状態です。大丸梅田が一時は成功していた阪急よりもお手頃なアパレルを集めるという戦略も、ルクア×ルクアイーレ×グランフロント連合によって見事に撃破されてしまい顧客離れは進む一方です。

さらに生命線とも言えるコスメコーナーに関して言えば、阪急の混雑を避けるお客様が集まるサブ的な位置づけになっています。そんな大丸梅田店は、フレグランスに関しては、サンタ・マリア・ノヴェッラ以外は見るべきものは何一つありません。

さてここで真打の登場と相成ります。4年ぶりの改装工事を経て、2019年9月20日にリニューアル・オープンした大丸心斎橋店です。

ここで見るべきフレグランス店舗は、特にこの4店舗でしょう。

  1. メゾン・クリスチャン・ディオール
  2. フレデリック・マル
  3. クヴォン・デ・ミニム
  4. シャネル

の4店舗です。ちなみにフレデリック・マルとシャネルに関しては難波の大阪タカシマヤにもあるものなので、実質的には、メゾン・クリスチャン・ディオールとクヴォン・デ・ミニムのみとなります。

ここで、意外な伏兵を上げるとするならば、ジョー・マローン・ロンドンです。ジョー・マローン・ロンドンは、今年から販売員は、調香師について教えてもらえず、語ることも許されない、謎の方針が徹底されるようになったのですが、関西地区のトレーナーの方のレベルが高いのでしょう販売員のフレグランスIQが何気に向上しています。

特に、この大丸店は、販売員達のレベルの高さが際立っており、ルクアイーレ店及び京都店に匹敵するレベル、もしくはそれ以上です。特に、ここの店長の方のフレグランスIQはかなり高いです。

では、大丸心斎橋店に入っているフレグランス店舗を五段階評価していきます。

1.メゾン・クリスチャン・ディオール ★☆☆☆☆

全然駄目です。(フレグランスIQは低そうな)ディオール好きのお客様にだけ通用する販売方法に終始しています。酷い時には、ワンオペが常であり(ブラックな環境?)、ディオールの最上級ラインであるメゾン・クリスチャン・ディオールの世界観を語る余裕も販売員にはありません。そして、彼女達のフレグランスに対する知識は驚異的なお粗末さです。

最低限、クリスチャン・ディオールのフレグランスの世界観と、クリスチャン・ディオールのファッションに対する歴史を認識した上で、香りの説明をしなければいけないラインなのですが、ただ香料を漠然と説明するだけであり、香りについての世界観については全く触れません(むしろ詳しそうなお客様が来ると嫌そうな表情さえも見せる)。

本気でフランソワ・ドゥマシーが作り上げた世界観を販売員に伝えさせたければ、ルイ・ヴィトンのようにグラース研修を実施すべきでしょう。販売員からディオールの優雅さが全く感じられないのも致命的です。まずは、マリア・グラツィア・キウリに専用の衣装をデザインしてもらう所からはじめるべきです。

2.フレデリック・マル ★★★★☆

難波のタカシマヤにも存在するフレグランスがなぜ徒歩10分という至近距離に存在するのかは謎ですが、しかし、フレグランスIQの高いお客様を満足させることが出来る接客を期待できるのがこの店舗です。

何よりも、フレデリック・マルとメゾン・クリスチャン・ディオールの商品のラインナップを比べると、一人の人間が20数本延々と作り上げている世界観のマンネリズムに対して、こちらは、色々な調香師が作り上げている世界観の壮大さに尽きます。

フレグランスを体感する喜びが味わえる店舗です。

3.クヴォン・デ・ミニム ★☆☆☆☆

どういう基準で販売員を雇用しているのでしょうか?理解に苦しみます。トレーニングも対して行われず、いきなり現場に立つように強いられています。お客様に対して失礼だとかはこの組織は考えないのでしょうか?

関西唯一の店舗だからこそ、一流のフレグランス・トレーナーを雇い、再教育していかないと、ジャン=クロード・エレナを愛するお客様の期待には応えることは出来ないでしょう。

とりあえず、販売員の皆様、ろくなトレーニングをしてもらえないのでしたらジャン=クロード・エレナの著書を購入して読もう!まずはそこからのスタートです。販売員のフレグランスIQが低すぎます。

4.シャネル ★★★☆☆

さすがシャネル!レ ゼクスクルジフの説明も皆様お見事です。しかし、どうしてシャネルとディオールとではこうもフレグランスに対する姿勢が違うのでしょうか?

5.ジョー・マローン・ロンドン ★★★★★

ここはすごくいいです!梅田阪急よりも良い!

6.ラトリエ・デ・パルファン ★★☆☆☆

年々フレグランスIQの高い販売員が減ってきているのは、その雇用形態の悪さからだろう。かつてのブルーベル・ジャパンと今のブルーベル・ジャパンとでは、もう全然違うものになってしまいました。

なぜ百貨店の入り口にカウンターを構えるという栄誉を手にしているにも関わらず、華のある演出と接客の出来るスター販売員を置かないのだろうか?今のところ、ここには華がない。

7.ゲラン ★★☆☆☆

ゲランのトレーニングの中に、他のブランドのフレグランスを学ぶという項目はないのでしょうか?フランシス・クルジャンやオリヴィエ・ポルジュが調香した香りを扱っていても、マチルド・ローランやマリー・サラマーニュが調香した香りを扱っていても、ただ漠然とゲランの香りはという退屈な語り口調に終始するだけです。

もうそろそろ、ゲランの香りが、他のブランドにいかにして影響を与え、いかにして影響を受けているかを再認識すべきでしょう。後、香りの歴史があるブランドなのですから、もう少し優雅な空間を演出すべきでしょう。

日本でワーストのゲラン空間が、梅田阪急(まるで錦市場かひっかけ橋のような喧騒ぶり)とするならば、ここも大概狭いです。奈良の近鉄百貨店のDHCのほうが遥かに広くて居心地が良いです。

総括

今のところ、メゾン・クリスチャンディオールが購入できる関西の店舗はここしか存在しないので、香りを嗅ぎにいくメリットはあるのですが、満足のいく接客は期待しないほうがいいでしょう。悪名高き、ルクアイーレのセルジュルタンスの香りを嗅ぎにいく感覚で、自分自身で決める覚悟でお伺いする姿勢でよいのではないでしょうか?

しかし、私がジャン=クロード・エレナの新作を嗅ぐのなら、関西ならここのフレデリック・マル(もしくはタカシマヤ)かNOSE SHOP大阪に行きます。

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