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【香りで選ぶ香水特選 第一章】 スズラン編

香りの美学
香りの美学 香水特集記事
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【スズラン】を愛する人にオススメする26のフレグランス

【香りで選ぶ香水特選】シリーズは、フレグランス業界の皆様のご協力によって、色々な「香り」についてのおすすめをご紹介させていただく「決して完成しない特集」です。それはひとつの「香り」をテーマに、色々なフレグランスを楽しむという、皆様にとっての「私のスズラン」や「今日のスズラン」といった香りとの触れ合い方の参考にしていただく特集になれば幸いです。

スズラン(鈴蘭)は、英語ではリリー・オブ・ザ・バレー、フランス語ではミュゲと呼びます。4月から5月に開花する花であり、フランスにおいては、5月1日は「スズランの日」として大切な人にスズランを贈る習慣があります。

イブがエデンの園から追放された時に、流した涙から生まれたと言われるスズランには、花と草と根の全てに有毒物質を持ちます。更に精油を抽出することが困難なため、ほとんどのスズランの香りは、ヒドロキシシトロネラールという合成香料によって作られています。

スズランの香りは、ローズと草とレモンのあいだのどこかにあたる素晴らしく複雑で繊細な香りだが、名前のもとになったユリを思わせる、少しかすれた官能的な白さがともなっている。

ルカ・トゥリン

1956年4月19日のグレース・ケリーのロイヤルウエディング

1981年7月29日のダイアナ妃のロイヤルウエディング

2011年4月29日のキャサリン妃のロイヤルウエディング

欧米においてはブライダルブーケに使用される。グレース・ケリー、ダイアナ妃、キャサリン妃のブライダルブーケにもスズランが使用されていました。花言葉は、「幸せはまた訪れる」「純潔」です。

では、そんなスズランをテーマにした新作とおすすめの香りをご紹介していきます。

お奨め順という訳ではありません。
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新提案.ハーバフレスカ(ゲラン)

発表年:1999年
調香師:ジャン・ポール・ゲラン、マチルド・ローラン
対象性別:女性



ゲラン帝国において、1999年に誕生した『アクア・アレゴリア』シリーズのテーマは〔大自然の驚異を、日常生活の中で心が満たされる香りに昇華させる〕です。〝ハーバフレスカ〟=〝新鮮なハーブ〟それは夏の嵐の後、露を帯びた草の上を裸足で歩いた時の草木の匂い。

スズランとシクラメンによってひんやりと包み込まれた、ハーブの癒し効果と、TRPM8(トリップエムエイト)を刺激する〝スズランが名脇役の香り〟です。

新作1.ベルベット ミュゲ(ドルチェ&ガッバーナ)

発表年:2020年
調香師:シドニー・ランセスール
対象性別:ユニセックス



2020年7月1日に発売されたばかりのスズランの香り。調香師はキリアンの香りを多く手がけているシドニー・ランセスール。それはまるでスズランの花のベルを香りの中でかき鳴らした媚薬のような香り。

私はこれほど官能的なスズランの香りを今まで嗅いだことはありません。

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新作2.オダリスク(ニコライ)

発表年:1989年(ただし、日本においては2020年発売)
調香師:パトリシア・ド・ニコライ
対象性別:女性



ルカ・トゥリンが『世界香水ガイド』で、5点満点をつけた「奇跡のスズラン」。白と濃緑のシプレ・コントラストの中で、薄暗がりの中で怪しく輝くように香り立つ〝神秘的なスズラン〟の香り。

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新作3.スプリングタイム イン ア パーク(メゾン マルジェラ)

発表年:2019年
調香師:ジャック・キャヴァリエ
対象性別:ユニセックス



日本では2020年4月10日に発売された「スプリングタイム イン ア パーク」。改めて言及する必要がないくらいに10代から20代の男女に爆発的に売れている(ジョー・マローン級に売れている)スズランの香りです。

ルイ・ヴィトンの専属調香師であるジャック・キャヴァリエにより調香されました。「天国で天使が一人誕生すると鳴るベルの音」のような香りです。

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1.ディオリシモ(ディオール)

発表年:1956年
調香師:エドモンド・ルドニツカ
対象性別:女性



世界ではじめての芸術的なスズランの香りの香りは、1956年にクリスチャン・ディオールによって誕生しました。それは1年後に急死するムッシュ・ディオールにとって、エドモンド・ルドニツカと共に生み出した〝最後の贈り物〟でした。

そして、それはルドニツカによる「自然は創造されたものではないので芸術には成り得ない」という持論に対する集大成とも言える作品だったのです。

もしあなたがスズランを愛するなら、この香りは必ず所有しておくべき一本だと思います。

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2.ミュゲ 2020(ゲラン)

発表年:2020年
調香師:ティエリー・ワッサー
対象性別:女性


ゲランの「ミュゲ」が持つ他のスズランの香りに持ち得ない特色は、魔法の杖を振ったかのように、瞬間にして現れるスズランのきらめきにあります。つまりは笑顔は驚きと共に訪れるのです。

2016年にゲランの五代目専属調香師ティエリー・ワッサーによって行われた再調香以後、香り自体には変わりはないのですが、毎年、新進気鋭のデザイン工房に依頼しているサヴォアフェールが宿るボトルデザインはとても魅力的です。

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