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その他の女優たち

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【去年マリエンバートで】ココ・シャネルとデルフィーヌ・セイリグ

本作品がデビュー作となるデルフィーヌ・セイリグ(1932-1990)の存在感も凄いのですが、その衣装のほとんどが現役バリバリのココ・シャネルがデザインしたものであることも話題になりました。
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『去年マリエンバートで』Vol.5|シャネル2011年春夏コレクション

最後に、ココ・シャネルがデザインしたのかもしれないナイトガウンと、カール・ラガーフェルド時代のシャネルにおいて、この作品にオマージュを捧げたコレクションをご紹介させてください。
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『去年マリエンバートで』Vol.4|ココ・シャネルがデザインしなかった二着のフェザードレス

シャネルのシンプルなエレガンスがあればこそ、シャネルがデザインしなかった白と黒の2着のフェザードレスは、『去年マリエンバートで』に浮遊感を与える両翼(=善悪の彼岸を生み出すドレス)になり得たのでしょう。
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『去年マリエンバートで』Vol.3|シャネルの3着のリトルブラックドレス

ココ・シャネルのデザインした衣装は、3着のリトルブラックドレスを含め合計8着になります。そのどれもが極めてシャネルらしく、時が過ぎても色褪せるどころか、逆に、女性が華やかにエレガントだった時代を教えてくれます。
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『去年マリエンバートで』Vol.2|空を飛べる!シャネルのホワイトドレス

主人公「女A」を演じるデルフィーヌ・セイリグ(1932-1990)の動きは、後のファッション・ムービーやフォトに多大なる影響を与えました。そして、この動きの元は、撮影のエキストラとして参加していたディオールのファッション・モデルでした。
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『去年マリエンバートで』Vol.1|ファッション業界にもっとも影響を与えた映画

『去年マリエンバートで』は、シャネルの衣裳が映画の中で最も輝いた作品でした。そして、この作品ほどファッションフォトやキャンペーンムービー、ランウェイ、デザインといったあらゆるファッションに関わる物事に対して、現在に至るまで、影響を与え続けている作品はありません。
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『スカーフェイス』Vol.7|ミシェル・ファイファーのショートボブ

1980年代の香港ノワール映画の中でよく盗用されていたジョルジオ・モロダーの無機質なシンセサウンドと共に、この魂のない女は登場する。その名はエルヴィラ・ハンコック。80年代クールビューティーの代名詞として、ファッション・シーンに大いなる影響を与えるようになったのです。
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『風と共に去りぬ』Vol.10|オリヴィア・デ・ハヴィランドとアカデミー賞

オリヴィア・デ・ハヴィランドという女性は、メラニーの役柄と同じように芯の強い人でした。結果的に、彼女は、組織的な人間の悪意に打ち勝ち、『遥かなる我が子』(1946)と『女相続人』(1949)で、アカデミー主演女優賞を2度も受賞したのでした。
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『風と共に去りぬ』Vol.9|オリヴィア・デ・ハヴィランドという天使

オリヴィア・デ・ハヴィランド(1916ー2020)。彼女の『風と共に去りぬ』における役割はとても大きなものでした。彼女が演じるメラニー・ハミルトンは、ヴィヴィアン・リー(1913-1967)が演じたスカーレット・オハラとはまさに対極の天使のような女性です。
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『タクシー・ドライバー』Vol.7|シビル・シェパードとダイアン・フォン・ファステンバーグ

シビル・シェパード(1950-)が演じたベッツィーが着ているファッションは、70年代半ばの〝夢と希望に満ちた独立した女性〟を象徴するファッションでした。特に、中盤に登場するダイアン・フォン・ファステンバーグのラップドレスを着た彼女は自信に満ち溢れていました。
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『タクシー・ドライバー』Vol.6|ジョディ・フォスターとジョン・ヒンクリーJR

『タクシー・ドライバー』は、世界中の青少年に良くも悪くも大きな影響を与え続けています。トラヴィスを見て「これはオレの姿だ!」と雷に打たれたかのように、ある種の男子を覚醒させてしまう力があります。ジョン・ヒンクリーJR(1955-)も21才の時、そんな風に覚醒した男子の1人でした。
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『タクシー・ドライバー』Vol.5|13才のジョディ・フォスターがストリートガールに

人類の歴史のなかで最も踏み込んではいけない敷地に、ジョディ・フォスター(1962-)は踏み込んでいきました。それは、13才の少女が、12才の売春婦を演じることです。より正確に言うと、街角に立つ街娼(ストリートガール)です。
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『ロミオ+ジュリエット』Vol.3|クレア・デインズと天使の翼

クレア・デインズは、現在継続中のテレビシリーズ『ホームランド』でも、CIAの諜報部員を見事に演じ上げている本当に素敵な女優です。本作の素晴らしいところは、ロミオ役のレオナルド・ディカプリオのこの世のものとは思えない美しさに対して、同じような美女をジュリエット役に持ってこなかったところにあります。
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『戦争と平和』Vol.8|アニタ・エクバーグのローマの栄光

エレンを演じたアニタ・エクバーグ(1931-2015)は、この作品の4年後にフェデリコ・フェリーニ監督の『甘い生活』に出演することにより、世界中の男性の憧れの存在になったのでした。
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『戦争と平和』Vol.7|アニタ・エクバーグの『甘い生活』前夜

社交界の絶世の美女エレンを演じたアニタ・エクバーグ(1931-2015)は、本作の4年後に出演したフェデリコ・フェリーニの『甘い生活』で、パーティ・ピープルにとっての〝永遠のシンボル〟となりました。
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【黄金の七人】メイキング・オブ・峰不二子

『花と嵐とギャング』(1961)をマルコ・ヴィカリオが見て、この作品のアイデアを思いついたことはさすがにないと思うのですが、『黄金の七人』は、1966年に日本で公開されると同時に、「ルパン三世」や女性の小悪魔化(例:加賀まりこ)に大いなる影響を与えました。
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【トゥルー・ロマンス】獰猛なファッションだけが生き残る

ソニー千葉の空手映画を愛するオタク青年が、新人コールガールの金髪美女と偶然出会い相思相愛の関係になり、彼女の働く売春組織のリーダーを殺害して、彼女の自由を手に入れてあげるという、オタクの夢をそのまま映像化したような作品。それが『トゥルーロマンス』。
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【地獄に堕ちた勇者ども】第三帝国のファッションの美学

ルキノ・ヴィスコンティが1969年に監督したイタリア・西ドイツ合作の映画。『ベニスに死す』『ルートヴィヒ』へと続く「ドイツ三部作」の第1作目として、1930年代前半のナチスが台頭するドイツにおける鉄鋼一族の凋落を描いた作品。
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【天使の涙】女は涙でメイクを落とした瞬間、生まれ変わる。

ウォン・カーウァイ×クリストファー・ドイル(超ワイドレンズ)が最も魅力的だった時代の作品。そして、金城武をはじめとする個性的な登場人物。しかし、何よりも、ミッシェル・リーというこの作品のために生まれてきたような絶世の美女の存在感につきるのです。
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【ゲッタウェイ】マックイーンVSペキンパー。究極の夫婦愛の物語。

スティーブ・マックイーンというタイムレスなメンズアイコンの代表作の一つ。最も脂の乗っていた時期のサム・ペキンパー監督と『 ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』(1972)に次いでタッグを組んだ作品。元祖バイオレンス・アクション映画と呼ばれカルト的な人気を誇る。
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