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『暗くなるまで待って』2|オードリー・ヘプバーンとエルメス

オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン
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作品データ

作品名:暗くなるまで待って Wait Until Dark (1967)
監督:テレンス・ヤング
衣装:オードリー・ヘプバーン
出演者:オードリー・ヘプバーン/アラン・アーキン/リチャード・クレンナ/サマンサ・ジョーンズ

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エルメスのシープファー・ジャケット

恐らく本作に登場する最も高価な衣装。

アースカラーを見事に着こなすオードリー。

イースト・リバーの埠頭で、ハウエル・コナン(グレース・ケリーの写真で有名)によって撮影された。

タートルネックでもなお首があまる程のオードリーの首の長さ。

つまりオードリーがタートルネックを着たときのシルエットは独特です。

どのニットも、オードリーのボディラインをさりげなく強調しています。

60年代シックそのもののパンツルック。

ほとんどオードリーが撮らせなかったアングルの写真。

グロリアを演じたジュリー・ハロッドは、1966年のリー・レミック主演のブロードウェイ劇にも同じ役で出演していました。

当時の夫でありプロデューサーのメル・ファーラーと。

オードリー愛用のルイ・ヴィトンのスクリプト・カバー。

本作の撮影中、午後16時になると、毎日、英国式ティーブレイクが取られるようになった。

スージー・ヘンドリクス・ルック2 パンツ・ルック
  • エルメスのジャケット、シープ・ファーとスウェード、1966/67AW
  • セリーヌの焦げ茶色のスウェード・ブーツ、1966/67AW
  • ロディエのタートルネック、ブラウンとライトブラウンとキャラメルカラーがミックスされたもの、1966/67AW
  • コーデュロイ・ジーンズ
  • 茶色の太目のレザー・ベルト

ミス・ヘプバーンがこの痛々しい役柄をあのような可憐さで演じたこと、表情を切り替えるときの見事さ、恐怖心を表現する演技力―そういったものが、観客からヒロインに対する共感と同情の念を引き出し、最後のクライマックス・シーンでは真の意志力をも感じさせた。

ニューヨーク・タイムズ

オードリーはクローズアップ・シーンのみコンタクトレンズを使用しました。テレンス・ヤング監督は回想します。「彼女は遠くに目の焦点を合わせて、すぐ目の前にいる人と話すときもその人に焦点を合わせずに、そのままの状態を続けることができた」。この役に徹底的に打ち込んだオードリーは撮影中に7キロも痩せました。

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夫サムのオシャレなコート




夫サムの役割は、ほとんどスージーにとって役に立たないも同然でしたが、そんな彼の着るステンカラーのコートはかなりオシャレなグレンチェックです。ゆったりとしたシルエットが大人の男の魅力を漂わせてくれています。

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一方、マイクのレインコート




一方、マイクはフォーマルなレインコートを着ています。どちらかというと無個性な無難な着こなしです。